ドメインパワーの調べ方とおすすめチェックツール6つを厳選して紹介!
「自社サイトのドメインパワーを知りたいのだけど、どうすれば調べられるのだろう?」と疑問に感じているのではないでしょうか。
SEO対策を行う上で、サイトのドメインパワーは大事な要素となっており、ドメインパワーの数値が低いサイトと高いサイトでは検索結果に大きな違いが生まれます。
コンテンツの質が高く、ドメインパワーの数値が高いサイトが検索では上位表示されやすくなっており、ドメインパワーの数値を知ることはSEO対策においても大切なことです。
この記事では自社サイトのドメインパワーを簡単にチェックできる便利なツールをご紹介するとともに、ドメインパワーの重要性に関して分かりやすく解説しています。
ドメインパワーってそもそも何で決まる?
ドメインパワーとは、ドメインに対する検索エンジンからの評価を数値化したものです。
分かりやすくGoogleを例に挙げるとGoogle検索エンジンでは、検索上位に表示するサイトを
- 経験(Experience)
- 専門性(Expertise)
- 権威性(Authoritativeness)
- 信頼性(Trustworthiness)
の4つの要素で判断しています。
E-E-A-Tと呼ばれる4つの要素をどのように数値化しているかは、明かされていません。しかし、ドメインパワーを知ることでE-E-A-Tに代わるサイトの評価を知ることができるのです。
2022年12月、Googleは従来の指標であったE-A-Tに加えて、Experience(経験)を追加しました。より発信者が誰か、どんな経験をした人かが重要視されるようになるでしょう。
また、ドメインパワーの数値を決めるための重要な要素としては、主に2つあります。
- 被リンクの数と質
- サイトの運用歴
被リンクの数と質
ドメインパワーを上げるためには、質の良い被リンクをより多くもらうことが1番の近道です。
他サイトで自社のリンクを貼って紹介してもらうことで被リンクは獲得できます。つまり他サイトが紹介するほど信頼性が高いサイトだとGoogleは認識するので、被リンクは非常に重要となってきます。
質の良い被リンクとは、ただURLが貼られているだけでなく前後文にて「このサイトの〜を参考にしました!」などの詳細も書かれている事を指します。
ただし、被リンクを購入などして獲得した場合はペナルティを受けますので注意してください。
サイトの運用歴
ドメインパワーはサイトの運用歴にも影響を受けると言われています。始めたばかりのサイトより、運用期間が長いサイトの方がGoogleは信頼性が高いと判断し高く評価します。
運用期間が長いと言っても、何も手を加えず放置していた場合はドメインパワーは上がりません。定期的に更新し続ける必要があります。
Googleに対し、「常に情報は新鮮です」というアピールをすることが重要です。
ドメインパワーが強いメリット
- 投稿した記事が検索上位に掲載されやすくなる
- Google検索エンジンにインデックスされる時間が短縮される
- 狙っていなかったキーワードも拾える
ドメインパワーの一番のメリットは「投稿した記事が検索上位に掲載されやすくなる」ということです。どれだけ質の高いコンテンツを作ったとしても、ドメインパワーが強いサイトのコンテンツには敵いません。
サイト運営者が質の多くが高いコンテンツを作りさえすれば上位表示できると思っていますが、実際にはドメインパワーという越えられない壁がそこにはあります。
Google検索でできるだけ上位表示させたいのであれば、質の高いコンテンツを作ることはもちろんのこと、同時にドメインパワーを上げることも考える必要性があります。
投稿した記事が検索上位に掲載されやすくなる
ドメインパワーが高いということは、Googleがそれだけ信頼している良質なサイトになります。Googleの検索エンジンは良質なサイトを上位に表示しようとするので、ドメインパワーを上げることが検索上位に表示されやすくなると言えるのです。
あくまで「されやすくなる」というのを覚えておきましょう。例え自サイトよりドメインパワーが低い競合だとしても、中身のコンテンツ次第で負けてしまう事もあるので、コンテンツ・ドメインパワーの両方とも意識するようにしてください。
Googleにインデックスされる時間が短縮される
ドメインパワーが上がることで新規に登録した記事のインデックス速度も速くなります。ドメインパワーが高ければ高い程、検索エンジンのクローラーの巡回が頻繁になります。
上位表示におけるインデックスはとても重要な基本に当たります。インデックス速度が遅いだけで、せっかく穴場KWを見つけたとしてもインデックス登録を待っている間に競合に抜かされる可能性もあります。
狙っていなかったキーワードも拾える
ドメインパワーが上がることで得られるメリットの3つ目は「狙っていなかったキーワードも拾える」という点です。
基本的に記事を作成する際には対象とするキーワードを1つ選定します。しかしドメインパワーが高いと周辺のキーワードも拾えるのでアプローチできる数が何倍もなります。
ドメインパワーを高めることのデメリット
ドメインパワーを高めることのデメリットは、はっきり言ってありません。
ただ1つ言うとするならば、ドメインパワーを上げるのに時間がかかる点です。ドメインパワーはじりじり上がっていくので、一気に上げたい人には焦ったく感じてしまうかもしれません。
ドメインパワーの平均の目安はいくつ?
ドメインパワーの平均的な目安としては、下記のとおりです。
- 個人サイト:20以上
- 法人サイト:30以上
平均目安以上のドメインパワーがある方は、ドメインが強いサイトといえるでしょう。しかし、あくまでも参考程度の数値なので目安よりも低いからといって落ち込むことはありません。
また、他の企業サイトがどのくらいのドメインパワーを持っているのか、参考までにみてみましょう。
- Google:100
- 総務省:87
- NewsPicks:87
- 新R25:56
- バイトル:49
誰もが知っているような有名サイトだと、かなりドメインパワーの数値も高い水準を示しています。それだけ良質な被リンクを多く獲得しています。
ドメインパワーの調べ方を解説!無料のチェックツールも紹介
- Ahrefs|有料だがチェックツールのザ・王道
- UberSuggest(ウーバーサジェスト)|会員登録で無料
- MOZ|アカウント登録で30日間無料
- パワーランクチェックツール|1日1回無料
- THEHOTH|完全無料ドメインチェックツール
- Domain Authority Checker|Ahrefsの機能を完全無料で
- Majestic|無料アカウントで被リンクのリスト確認可
ドメインパワーを調べるためのツールに関しては、今ではかなり便利なものがネット上で出回っており、中には無料で使えるコスパの良いツールもあります。
有料ツールと無料ツールのどちらを利用しようかと悩んでいる方は、一度無料ツールを試してみてから有料ツールを検討すると良いでしょう。
また、チェックツールによってはさまざまなオプション機能も用意されているので、一度気になるツールは全て触ってみてから最終的に決めるようにしてください。
①Ahrefs|有料だがチェックツールのザ・王道
ahrefs(エイチレフス)はドメインチェックツールの王道とも言えるSEOツールです。
ドメインパワーを調べることができる上に、被リンク数や競合のKW変動や順位までも調べることができます。競合調査に使うツールをまとめて1つにしたい方におすすめです。
月額は最低およそ1万円ほどですが、SEOに必要なツールが全て備わっているのでとてつもなく高いと言うわけではありません。
②UberSuggest(ウーバーサジェスト)|会員登録で無料
UberSuggest(ウーバーサジェスト)は、無料会員登録を行うことで使えるSEOツールです。
実際には会員登録しなくてもサイトのドメインパワーを調べることは可能となっており、ドメインを検索窓に入力して検索をかけるだけで、簡単にドメインパワーを調べることができます。
ただ、会員登録を行うことで活用できる機能も多くなるため、一度触ってみて納得できるのであれば登録を検討しましょう。また有料プランも設けてあり、月々約3,000円から加入することが可能です。
③MOZ|アカウント登録で30日間無料
MOZは、2004年設立の米国企業が提供しているSEOツールです。海外のSEOツールの中でも認知度・信頼性の高いツールとして、多くのユーザーに利用されています。
自社サイトの分析はもちろんのこと、ライバルサイトの細かい分析まで行えるようになっており、キーワードの分析や被リンクの調査も手軽に行えます。
また、アカウント登録することで一部のツールが30日間無料で使えるようになっていますので、気になる方は一度利用してみてはいかがでしょうか。
④パワーランクチェックツール|1日1回無料
完全無料で使えるパワーランクチェックツールは、ドメインパワーを一日一回確認することができます。一回以上確認したい場合は、メルマガ登録することで三回まで試すことが可能です。
そのほかにも、パワーランクチェックツールでは、
- キーワードごとのドメインパワーを調査
- トレンドキーワードのドメインパワー相場の確認
- 2つのドメインパワーを比較
- ドメインの価値チェック
などの機能を無料で活用することもできます。ツール自体も使いやすく、初めて利用する人でもなんなく自社サイトのドメインパワーを、確認することができるでしょう。
⑤THEHOTH|完全無料ドメインチェックツール
THEHOTHは、面倒な会員登録などは一切無く、完全無料かつ簡単に自社サイトのドメインパワーを調べることができる便利なツールです。
ドメインパワーを調べるだけのためのツールなので、そのほかの機能等はありませんが、初めて利用される方でもとてもシンプルで使いやすい仕様になっています。
ただし、海外企業が開発したツールなので、サイトの方は英語表記となっています。翻訳機能を活用すれば問題ありませんが、細かいところまで知りたい方には若干の英語力が必要です。
⑥Domain Authority Checker|Ahrefsの機能を完全無料で
Domain Authority Checkerは、完全無料のドメインチェックツールです。検索窓に自社サイトのドメインを入力し、その後、数秒でドメインパワーの数値を確認できます。
「とりあえず、ドメインパワーの数値だけ今すぐ知りたい。」という方に、おすすめのツールです。
ドメインパワーの数値を確認するだけであれば、会員登録や有料プランへの加入などは必要ありません。
また、Domain Authority Checkerは、Ahrefs(エイチレフス)が提供してるサービスの一部であり、Ahrefsの有料プランに加入することでその他の充実した機能が使えるようになります。
⑦Majestic|無料アカウントで被リンクのリスト確認可
Majesticは、自社サイトやライバルサイトの被リンク情報を知るだけではなく、ユニークな独自の指標なども使いサイト診断をしてくれるツールです。
無料アカウントを作成することで、被リンクのリストなどを確認することができます。その他の基本的な機能に関しては、有料プランに加入する必要があります。
また、ツールの開発は英国にあるMajestic社が行いましたが、日本語にも対応しているので初めて触る人でも、抵抗なく活用することができるでしょう。
無料と有料のドメインパワーチェックツールどっちが良い?
自社サイトのドメインパワーの数値を調べる程度でしたら、どのツールを使っても基本的に無料で知ることが可能です。
ただし、細かい被リンクの分析をしたいのであれば、会員登録や有料プランへの加入を検討した方が良いでしょう。
完全無料ツールだと使える機能に限界があります。本格的な外部SEO対策を考えている方は、無料ツールではなく有料ツールを活用することをおすすめします。
また、有料ツールにもご紹介したように沢山のツールがすでにありますので、一度無料版を試してみてから改めて検討しましょう。
ドメインパワーに関するよくある質問
ドメインパワーが0(ゼロ)でも大丈夫?
「ドメインパワーが全て」というわけではありませんが、現状Google検索ではドメインパワーが重要視されており、スコアが低いサイトはGoogleからの評価も低いということになります。
ドメインパワーが0の状態は、Googleからの評価が0ということになりますので、検索で上位を目指している人にとってはかなり不利な状況です。
自社サイトのドメインパワーを上げるためにも、
- アクセス数を集める
- ユーザーファーストのコンテンツを作る
- 専門性を高める
- 長くサイト運営する
- サイトを継続的に更新し続ける
- 良質な被リンクを多く集める
などの対策が必要になってきます。現状ドメインパワーが0の方は、少しでもスコアを上げれるように努めましょう。
ドメインオーソリティとの違いは?
ドメインオーソリティもドメインパワーも意味は同じです。
どちらもサイトの強さ(信頼度)を表す指標として使われます。主に海外で使われる事が多く、日本ではドメインパワーの方が一般的です。
まとめ|ドメインパワーの調べ方とおすすめツール6選
要点
・ドメインパワーとは、ドメインに対する検索エンジンからの評価を数値化したもの
・ドメインパワーの一番のメリットは「投稿した記事が検索上位に掲載されやすくなる」ということ
・ドメインパワーチェックツールを選ぶ際には、まずは無料ツールを試した後に有料ツールを検討しよう
ドメインパワーは、Google検索で上位表示させようと考えている人にとっては、大変重要な要素になります。
いくら質の高いコンテンツを量産しても、ライバルサイトにドメインパワーで負けているのであれば、同じキーワードでの上位表示は厳しいでしょう。
また、ドメインパワーの向上を狙って、被リンク営業などを行うにはかなりの労力がかかります。現時点で自社サイトのドメインパワーの低さに悩みを抱いている方は、是非とも弊社「ウェブココル(株)」へお気軽にご連絡ください。