キュレーションメディアとは?作り方や著作権の問題点を解説-ゴミ・うざいと言われないために

キュレーションメディアとは、決まったテーマに沿ってコンテンツをまとめたサイトのことを言います。
多数のライターを雇ってコンテンツを作成しているため、一記事あたりのコンテンツの質がとても低いことが特徴としてよく挙げられるメディアです。
現在のGoogle検索では質の高いコンテンツである上で、権威性・専門性が高いメディアが上位表示される傾向にあります。
そのため、キュレーションメディアのような量だけを目的にコンテンツを増やしたメディアは、Google検索ではあまり上位表示されなくなっています。
正しいキュレーションメディアを作成することで、今のGoogle検索でも十分検索上位表示は可能です。この記事ではキュレーションメディアの問題点と、正しい作り方に関して詳しく解説しています。
著者:ウェブココル(株) SEO担当
福岡のSEO対策企業のウェブココル(株)です。Webコンサルティング及びSEO対策なら実績のある弊社にお任せください。
キュレーションメディアとは?特徴をSEOコンサルタントが解説
キュレーションメディアに関してもう少し詳しく解説すると、ある特定の分野に関してすでにネット上にある情報を見やすく編集し、まとめたメディアのことを意味します。
私たちがよく行く美術館や博物館をイメージすると分かりやすいでしょう。ジャンルごとに整理し、絵画や骨董品が展示されていると思います。
キュレーションメディアも同じで、キュレーターと呼ばれる収集を行う人が関連性と質の高い情報を、ユーザーに分かりやすく展示するのが本来のキュレーションメディアです。
キュレーションメディアの社会的問題点とは?
- 専門性のない低品質なコンテンツの量産
- 著作権違反
量だけを目的に複数のライターを雇ってコンテンツを増やしていると情報に正確性が欠けてしまい、多くの人に悪影響を及ぼしかねません。
実際に質の悪いキュレーションメディアに関連する問題や事件は、これまで多数起こっています。
専門性のない低品質なコンテンツの量産-DeNAを例に
DeNAとはインターネット関連企業の一つであり、一時期流行った「モバゲー」などの運営会社です。
DeNAがベンチャー企業の買収を積極的に行っていた時がありましたが、その際に10個のキュレーションメディアを運営していました。
キュレーションメディアの中には、WELQと呼ばれるヘルスケア関連のメディアも含まれており、医療系のキュレーションメディアが発信する内容なのに信憑性が欠けているとして大炎上(Welq事件)しました。
最終的にはDeNAが運営していた10個のキュレーションメディアは全て閉鎖となり、その後、MERYだけは新たにリニューアルされて公開されています。
著作権違反
キュレーションメディアでよく問題となる著作権違反に関してですが、基本的に複数のライターが低品質な記事を量産しているため、コンテンツに信憑性が欠けてしまう場合が多いです。
無断転載は著作権侵害に当たってしまうため必ず引用が必要なのですが、引用に関する範囲は弁護士やWebの専門家によってさまざまな解釈の違いがあります。
基本的にコンテンツを作る際にはできるだけ自身の言葉で伝える努力を行い、どうしても必要な際には引用元のメディアの信憑性を確認した上で、活用する必要があります。
キュレーションメディアはゴミ?邪魔、うざい?ってボコボコに言われる?
ネット上ではキュレーションメディアに対する批判が相次いでいますが、質の高いコンテンツをしっかりと提示することで価値のあるキュレーションメディアを作ることは可能です。
今まではメディア運営者が「質」ではなく「量」に目がいってしまい、できるだけ低コストで多くのコンテンツを複数のライターに作成させるような流れがありました。
専門知識があるかないかわからない状態で複数のライターに記事を量産させても、出来上がるコンテンツの信憑性は担保されません。
また、メディア編集者がしっかりと事実確認すれば良いのですが、ライターが書いたコンテンツをそのままネット上に公開していることも大きな問題となっていました。
確かに一昔前まではある程度「量」を重要視したキュレーションメディアでも上位表示させることが可能でしたが、今では通用しなくなってきています。
社会的価値のあるキュレーションメディアの作り方
分野やマーマによって検索ニーズが異なるため、予めキーワードごとの調査が必要になります。また、メディア運営者に選んだジャンルに対する専門知識があるかどうかも重要です。
参入する分野が決まったらまずは競合調査を行い、どのようなメディアがあるのか、どのような内容を発信しているのかなどを確認しましょう。最初にライバルサイトを詳しく知ることで、差別化が行いやすくなります。
キュレーションメディアを構築する前に、まずはサイト設計を行うことが大切です。サイト設計では主にサイトのデザインやKW選定、SEO対策、戦略などを明確に決めておきましょう。
キュレーションメディアの方向性が決まったら、あとはコンテンツを増やして行くだけです。コンテンツを増やす中で、新たなSEO対策や効果測定などさまざまな業務が必要になってきます。
2020年最新版の参考にしたい有名なキュレーションメディア3選
1グノシー
一時期はかなり叩かれていたキュレーションメディアですが、今でも質の高いコンテンツを淡々と配信している有名なキュレーションメディアは数多く存在します。
実際にコンテンツの内容を見て頂いたらお分かりいただけると思いますが、有名なキュレーションメディアはしっかりとジャンルを絞り、専門性の高いコンテンツを投稿し続けています。
今のGoogle検索エンジンではいくらコンテンツを量産しても、質や信憑性が欠けるようであればユーザーに読まれることはありません。
まとめ
要点
・キュレーションメディアとは、決まったテーマに沿ってコンテンツをまとめたサイトのこと
・質の悪いコンテンツを量産してもユーザーに読まれない(Google検索で上位表示されない)
・著作権違反になるようなコンテンツは投稿禁止
正しい手順を踏んでキュレーションメディアを立ち上げれば、しっかりとユーザーに読まれるサイトになることでしょう。
逆に情報の正確性に欠ける質が悪いコンテンツをいくら量産しても意味がありませんので、絶対にそのようなキュレーションメディアは作らないように注意してください。
キュレーションメディアの制作でお困りの人は、お気軽に弊社へお問い合わせくださいませ。
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