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不動産業界のSEOで集客を安定化させるためのキーワード選定と対策の注意点

近年、さまざまな業界で検索エンジンを用いた集客が注目されています。不動産業界は検索エンジンとの相性が良い業界の一つです。そのため、不動産サイトでSEO対策を実施することで流入数だけでなく売上・問い合わせ件数の増加が見込めます。

この記事では、不動産サイトでSEO対策を講じるメリット・デメリットから、基本および具体的な施策、注意点までを紹介します。SEO対策を講じて不動産サイトで集客したい方はぜひ参考にしてください。

目次

この記事を書いた人

杉岡玲生

ウェブココル(株)の代表取締役社長。A8.net国内報酬月間ランキング1位を達成後、SEO会社を起業。 机上の空論でない、現場で結果を出し続けるSEOコンサルティングが強み。得意領域は店舗向けの地域KWでの検索順位UPおよびSEOメディア構築。
Twitter:@reonald_seo

SEO対策の目的

SEO対策を講じる主な目的は、検索順位の上位表示化によってサイトの流入数・売上・問い合わせ件数を増加させることです。不動産サイトであれば、賃貸物件を借りたい方・土地や不動産を売買したい方のリード獲得を狙えます。

不動産サイトへの流入数を増やすには、記事コンテンツを多く制作する必要があります。近年は多くの不動産会社がサイトを持っているため、記事コンテンツで上位表示化を狙い自社サイトの露出度を上げなければ、問い合わせ件数の増加につながりません。

記事コンテンツを作る際は、「流入を得るためのキーワード」「問い合わせを狙うためのキーワード」の2つに分けて戦略的にSEO対策を進めることがおすすめです。

不動産サイトに効果的なSEO対策は記事の後半で紹介するので、あわせて確認してください。

不動産サイトのSEO対策におけるメリット・効果

不動産サイトでSEO対策するメリット・効果は、下記のとおりです。

  • 上位表示できれば、広告費不要で長期的なサイト集客が可能になる
  • コンテンツが資産となりWeb上に残り続ける
  • 賃貸や物件購入への興味や関心が高いユーザーを集客できる

不動産サイトを検索順位で上位表示化できれば、長期的なサイト集客ができます。そのため、膨大な広告費をかけなくても売上・問い合わせ数を増やすことが可能です。

コンテンツは一度制作すると、削除や非公開にしない限りWeb上に残り続けます。良質なコンテンツを作り続けると、ユーザーのファン化につながることも珍しくありません。

SEO対策では、特定のキーワードを狙って検索上位表示を狙うため、賃貸や物件購入に興味や関心が高いユーザーを集客できます。不動産に関心が高いユーザーに絞ってアプローチできる点は、SEO対策ならではのメリットと言えます。

不動産サイトのSEO対策におけるデメリット

不動産サイトでSEO対策をする際は、次の項目がデメリットになります。

  • 狙ったキーワードでの上位表示に時間がかかる
  • 初心者だと適切な施策を打てずに結果が出ない可能性もある
  • コンテンツ制作に時間を取られ不動産会社の運営に支障をきたす可能性もある

SEO対策では、狙ったキーワードを上位表示化させるまでに時間がかかります。キーワードの種類にもよりますが、上位表示されるまでの目安となる期間は3〜6か月程度です。検索ボリュームが大きいキーワードの場合、1年以上かかるケースもあります。

SEO対策は、内部・外部・コンテンツなどさまざまな対策が必要です。SEOに関する知見が乏しい場合、適切な施策を打てず効果が出ないことも珍しくありません。

コンテンツを1から制作する場合、かなりの時間が必要になります。例えば、記事コンテンツを1記事制作する場合、一般的にはKW選定・構成作成・記事執筆の流れで半日程度、慣れていない方だと1日以上かかることもあります。

不動産サイトの基本的なSEO対策

不動産サイトの基本的なSEO対策は、次のとおりです。

  • 内部・外部・コンテンツ対策にてユーザーにも検索エンジンにもわかりやすいサイトを構築する
  • 「エリア名×賃貸」で上位表示を狙うためのSEO対策をする

SEO対策にはさまざまな施策がありますが、不動産サイトの場合は上記の2つから取り組むことがおすすめです。以下では、2つの項目を詳しく紹介します。

内部・外部・コンテンツ対策にてユーザーにも検索エンジンにもわかりやすいサイトを構築する

SEO対策では、内部・外部・コンテンツ対策にてユーザーと検索エンジンのどちらにもわかりやすいサイトを構築する必要があります。サイト構築がわかりにくいと、ユーザーの離脱率が高くなったり、検索エンジンがサイト内をうまくクロールできなかったりする恐れがあります。

内部・外部・コンテンツ対策の概要は、下記で挙げるとおりです。

  • 内部対策
クローラビリティサイトマップや内部リンクの設置などでクローラーの巡回を促す
構造化構造化マークアップやパンくずリストの作成などでページ・サイト単位での構造化を行う
UX(ユーザー体験)画像サイズの圧縮などでページスピードを上げ、ユーザビリティを向上させる
モバイルファーストインデックスモバイル端末での表示に最適化させる

内部対策では、サイトの利便性を高める施策が多くを占めます。クローラビリティと構造化は、検索エンジンがサイトをクロールしやすくする施策になるためSEO対策には欠かせません。

  • 外部対策

外部対策では、ドメインやコンテンツ単体で高い評価を得られるサイトを作成する施策を講じます。ドメインやコンテンツ単体で高い評価を得られると、外部のサイトから被リンクを獲得しやすくなります。

被リンクを多く獲得しているサイトは、検索エンジンから評価されやすく検索順位の上位表示化を実現しやすくなる傾向です。

  • コンテンツ対策

コンテンツ対策では、ユーザーの検索意図を把握した良質な記事コンテンツを制作することが求められます。ユーザーが求める情報を網羅した記事コンテンツは、検索エンジンから高い評価を得られるため、上位表示化を達成しやすくなります。

記事コンテンツを制作する際は、ユーザーの検索意図を満たすだけでなく、E-A-Tを意識することも重要です。E-A-Tとは、専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)の略称です。例えば、国や公的機関など信頼できるサイトから出されている情報を活用すると、E-A-Tを高められます。

「エリア名×賃貸」で上位表示を狙うためのSEO対策をする

不動産サイトでは、「エリア名×賃貸」で上位表示を狙うためのSEO対策をすることが効果的です。ユーザーが「エリア名×賃貸」で検索する場合、住みたいエリアを絞った上で物件を探していると考えられます。

そのため、「エリア名×賃貸」の検索順位で上位表示化できれば、他のキーワードで上位表示化するよりも、売上・問い合わせ数の増加につながりやすい傾向です。具体的な施策は、次の項目から詳しく紹介します。

不動産サイトがSEOで上位表示するための具体的な施策6選

不動産サイトがSEOで上位表示するための具体的な施策は、次の6つが挙げられます。

  • 地域名に条件などを加えた「ロングテールキーワード」での検索上位表示を狙う
  • 物件の固有名詞で上位表示されるよう対策する
  • 余裕ができたら潜在的なニーズがあるキーワードも対策する
  • 読者を想定したコンテンツ内容にする
  • 不動産サイトとしての専門性を高める
  • 住まい環境や人気物件ランキング関連の被リンクを獲得してサイトパワーを向上させる

不動産サイトに効果的な施策は多くありますが、まずは基本的な施策から取り組むことが大切です。ここからは、6つの施策を詳しく紹介します。

地域名に条件などを加えた「ロングテールキーワード」での検索上位表示を狙う

不動産サイトでは、地域名に条件などを加えた「ロングテールキーワード」での検索上位表示を狙う施策が効果的です。ロングテールキーワードとは、月間検索ボリュームが1,000未満の3単語以上を掛け合わせたキーワードを指します。

ロングテールキーワードは、ビッグキーワードやミドルキーワードよりも検索意図が明確になっているため、上位表示できた際に問い合わせにつながりやすいというメリットがあります。

不動産サイトでは、「〇〇駅+賃貸+ペット可」のようなロングテールキーワードで上位表示化を狙うことが重要です。「〇〇駅+賃貸」では、大手ポータルサイトの物件数には敵わないため、上位表示できるまでに時間がかかります。

立ち上げ間もない不動産サイトでSEO対策する場合は、全国や都道府県単位の集客を最初から狙わないことも重要です。サイトが評価されていない状況で全国や都道府県単位のキーワードを狙っても、上位表示を実現できません。

不動産サイトの場合、店舗を構えている地域だけでも対策すべきキーワードが多いため、まずは地域名を絡めたロングテールキーワードから注力しましょう。

物件の固有名詞で上位表示されるよう対策する

物件の固有名詞で上位表示されるよう対策することも、不動産サイトのSEOでは効果的です。ユーザーの中には、借りたり購入したりする物件の固有名詞を知っている方も多く存在します。物件の詳細な情報を求める場合、物件の固有名詞で検索するユーザーがほとんどです。

ブランド力のある大手企業のマンションシリーズやタワーマンションなどの固有名詞は、検索ボリュームが多くトラフィックを大きく見込めます。

高級マンションなどであれば物件単価が高いため、仲介手数料で大きな収益化を実現できるでしょう。

余裕ができたら潜在的なニーズがあるキーワードも対策する

ロングテールキーワードや物件の固有名詞の上位表示化を狙う施策にある程度の目処がつけば、潜在的なニーズのキーワードも対策しましょう。潜在的なニーズがあるキーワードを対策すると、住みたいエリアを選定したいユーザーを集客できます。

例えば、「〇〇駅+家賃相場」「〇〇町+子育てしやすい」などのキーワードは、これから住みたいエリアを選定したいユーザーが検索します。

エリアから見定めたいユーザーは中長期で顧客になる可能性が十分にあるため、潜在的なニーズのキーワードでアプローチすると効果的です。

読者を想定したコンテンツ内容にする

不動産サイトでコンテンツを掲載する際は、読者を想定した内容で制作することが重要です。読者が求めている情報をコンテンツに落とし込むと、検索エンジンに評価されるだけでなく、ユーザーから問い合わせしてもらいやすくなります。

例えば、次で挙げる項目をコンテンツ内に落とし込むと、読者に満足してもらえる可能性が高くなります。

ハード面・価格
・間取り
・階数
・バストイレ別か
・エレベーターやオートロック有無 など
ソフト面・駅へのアクセス
・周辺環境
・町並みの雰囲気
・エリアの相場価格 など

コンテンツ制作に取り組む際は、上記のように読者が「知りたい」と思う情報を網羅することが大切です。不動産サイトに掲載するコンテンツの場合、部屋や周辺環境の写真が豊富に掲載されていると読者に喜ばれます。

写真を多く準備できない場合は、最低限、内装・共用部分・周辺環境の写真を準備しましょう。

不動産サイトとしての専門性を高める

不動産サイトがSEOで上位表示するためには、サイトの専門性を高めることが欠かせません。専門性が高いサイトAと専門性が低いサイトBで同じ情報が掲載されている場合、検索エンジンは専門性が高いサイトAを上位表示させます。

不動産サイトの専門性を高める際は、下記の方法が有効です。

  • 記事本数を競合と同程度もしくはそれ以上へ増やす
  • 記事内容の情報量を充実させ読者が知りたいであろう知識を載せる
  • サイトを長期間運営する(短いとコンテンツが良くてもそもそも評価されないこともある)

専門性を高めるときは、記事本数を競合と同程度もしくはそれ以上へ増やすことが重要です。競合の記事本数を調べる際は、外部ツールを活用すると効率よく調べられます。

記事内容の情報量を充実させて読者が知りたいであろう知識を載せることも、専門性を高める際に必要です。情報量を充実させるには、読者目線に立って「どのような情報が必要なのか」を洗い出すことが大切です。

検索エンジンは、運営期間が長いサイトを専門性が高いと認識する傾向です。運営期間が短い場合、良質なコンテンツを制作しても評価されないことがあります。

住まい環境や人気物件ランキング関連の被リンクを獲得してサイトパワーを向上させる

不動産サイトでは、住まい環境や人気物件ランキング関連のコンテンツを制作して、被リンクを獲得するSEO対策が効果的です。被リンクを獲得してサイトパワーを上げると、上位表示化されやすくなる以外に、検索エンジンにクロールしてもらいやすくなります。

不動産サイトの場合は、不動産選びで注目度の高い記事を制作すると被リンクを獲得しやすくなります。例えば、「〇〇エリアのおすすめタワーマンション◯選」「〇〇市が住みやすいと言われる納得の条件◯つ」などは、不動産サイトが被リンクを獲得しやすい記事の代表例です。

マンションに関する記事を手がけた企業から、市区町村に関する記事では役所などから被リンクを得られる可能性があります。

他にも、外部ツールを活用して競合がどのようなサイトから被リンクを得ているのかを調査し、差分を埋めることも大切です。

SEO対策に必須の不動産サイト案内コンテンツ5選

不動産サイトでSEO対策する際は、下記で挙げる5つの案内コンテンツが必須です。

  • 実際に住んでみないと分からない周辺情報
  • お悩み解決コンテンツ
  • Q&Aコンテンツ
  • 店舗スタッフの紹介ページ
  • お問い合わせページ

上記で挙げた案内コンテンツは、ユーザーが気になるかつサジェストとしても必須のコンテンツです。ここからは、5つの案内コンテンツにどのような情報を記載すべきかを紹介します。

実際に住んでみないと分からない周辺情報

不動産サイトには、他県から引越しを検討するユーザーも訪れるため、実際に住んでみないと分からない周辺情報を紹介した案内コンテンツが必要です。周辺情報を紹介した案内コンテンツがあると競合との差別化にもつながり、検索エンジンに評価されやすくなります。

実際に住んでみないと分からない周辺情報のコンテンツには、物件の治安・坂の有無(高低差の有無)・周辺にどのような施設があるのか・主要エリアへのアクセス性などを記載しましょう。

お悩み解決コンテンツ

不動産サイトでSEO対策する際は、お悩み解決コンテンツも必須です。お悩み解決コンテンツがあると、サイト内で不動産に関する悩み・不安を解決できるため、ユーザーが外部のサイトへ遷移することを防げます。

お悩み解決コンテンツを作る際は、「ルームシェア 間取り」「マンション防音 見分け方」「管理費 もったいない」など、ユーザーが賃貸を借りるときや借りたあとに起こりそうな悩みを想定したキーワードを対策しましょう。

Q&Aコンテンツ

Q&Aコンテンツはユーザーが抱える悩みを解決できるため、不動産サイトのSEO対策に効果的です。不動産サイトとしての専門性が高まるだけでなく、ユーザーの問題解決ができることから問い合わせCVRの増大にも期待できます。

Q&Aコンテンツは、ユーザーから多くあった質問や専門用語を解説する内容で作ることをおすすめします。質問が浮かばない場合は、競合のQ&Aコンテンツを参考にしてもよいでしょう。

なおQ&Aコンテンツは、記事コンテンツよりもサジェストを含めやすいコンテンツです。サジェストをうまく含めれば、検索エンジンに評価されやすい不動産サイトになります。

店舗スタッフの紹介ページ

不動産サイトでSEO対策を講じる場合、店舗スタッフの紹介ページも制作しましょう。ユーザーが不動産会社を選ぶ際は、取り扱っている物件だけでなく、どのようなスタッフが対応するのかもチェックします。

店舗スタッフ紹介ページでは、スタッフの顔写真と自己紹介を記載することが大切です。仕事や不動産にかける思いだけでなく、スタッフの人柄がわかる情報も掲載すると、ユーザーに親近感を覚えてもらえます。

お問い合わせページ

他の業界のサイトと同様に、不動産サイトにもお問い合わせページは必要です。お問合せページがない場合、ユーザーは些細な疑問を相談できず、別の不動産サイトを利用する可能性が高くなります。

サイト内にお問合せページを設置する際は、ユーザーが一目でわかる位置にリンクを設置することが大切です。例えば、ヘッダー・フッターメニューにお問い合わせフォームを設けると、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。

不動産サイトのSEO対策における注意点

不動産サイトでSEO対策する際は、類似コンテンツが大量に生成されないように注意してください。特に、物件検索ページではユーザーのサイト内検索によって、動的なURLで大量に類似コンテンツが生成されるケースが少なくありません。

類似したコンテンツは、検索エンジンから「重複コンテンツ」と見なされ、SEOでマイナス評価につながりやすくなります。SEOでマイナス評価を受けたサイトは、コンテンツが上位表示されなくなる恐れがあり、流入数・売上・問い合わせ件数の増加が期待できません。

類似コンテンツが見つかったときは、「no indexタグ」や「canonicalタグ」を用いてURLの正規化を必ず行いましょう。

不動産サイトのSEO対策における集客事例|クレアビジョン

不動産サイトの集客事例を知りたい方は、東京都港区の不動産仲介会社「クレアビジョン」を参考にしてみましょう。

クレアビジョンのサイトでは、「エリア名+タワーマンション+おすすめ」などのキーワードで記事を制作し、上位表示させることで集客を実現しています。コラム全体で月に約10,000〜15,000程度の流入があります。

記事コンテンツの制作を検討している方は、どのような構成で書かれているのかを参考にすると、自社サイトでおすすめ系の記事を作る際に上位表示を実現しやすくなるでしょう。

他には、お問い合わせページのリンクがユーザーの目に届きやすいフッターメニューに設置されていることも、クレアビジョンのサイトで参考にできるポイントの一つです。

不動産サイトのSEO対策でお困りの方はウェブココル株式会社へ

不動産サイトでSEO対策を講じると、流入数・売上・問い合わせ件数の増加が期待できます。不動産サイトで上位表示を狙う場合は、ロングテールキーワードや物件の固有名詞で上位表示を狙う施策が効果的です。

しかし、SEOに関する知見が乏しい場合は効果的な施策を打てずに結果が出ない恐れがある点に注意してください。

不動産サイトのSEO対策でお困りの方は、少数精鋭のSEOコンサルティングでビジネス上の課題を解決する力に長けている、ウェブココル株式会社へお問い合わせください。現場で得た知見をもとに、サイトに適した効果的な施策を講じます。

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