超高速&高安定!「heteml(ヘテムル)」の評判を独自に検証・評価レビュー

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超高速&高安定!「heteml(ヘテムル)」の評判を独自に検証・評価レビュー

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創業から17年以上のレンタルサーバー業界の老舗で、「ロリポップ!」や「ムームードメイン」でも有名な、GMO ペパボ株式会社のサービスである、「heteml(ヘテムル)」

従来は「クリエーター向けのサーバー」として、ライトユーザー向けの「ロリポップ!」の上位サービスとして提供されていました。
しかし、ロリポップ!の上位プランの提供、高速化などの基盤リニューアルなどにともない、その位置付けを失ってしまいました。

そのため、現状は初期費用無料+月額料金550円~と非常に安価で、かつサーバースペックの高い「ロリポップ!」の「ハイスピード」プランが圧倒的なコストパフォーマンスを実現しているため、heteml よりは「ロリポップ!」の「ハイスピード」プランがおすすめです。

ロリポップ!と heteml のいいとこどり+高速表示できる
 ロリポップ!「ハイスピード」プラン がおすすめ!


ただ、現状の「heteml(ヘテムル)」のサービスについて知りたい方もいると思いますので、以下にその詳細をレビューしていきたいと思います。

heteml と ロリポップ!を比較した記事も掲載していますので、あわせてご覧ください。

目次

heteml(ヘテムル)の特徴とメリット

コストパフォーマンスが高く、初心者でも使いやすい

heteml の料金プランは 1つのみ

ヘテムルは、現在は 1プランのみが提供されています。(以前は2つのプランが提供されていたこともありました)また、初期費用も無料になったため、グンと利用しやすくなっています。

ネットビジネス向けのレンタルサーバーは、安定性の観点から 月額 1,000円台のプランをおすすめしています。その中でもヘテムルは月額料金 1,100~2,000円 のためやや高めです。

heteml のサーバーは「分離型」で安定性アップ!

ただその分、Web とメール、データベースの保存先を物理的に分ける「分離型のサーバー」を採用していますので、安定性はバツグンです。

また、ロリポップ!同様、ヘテムルもコントロールパネルなどのデザインがすっきりしていて見やすく操作に迷うことも少ないため、初心者でも安心して利用できます。

独自ドメインの設定も、同系列の格安独自ドメイン取得サービスである「ムームードメイン」で契約すれば、初心者にとってハードルの高い「ネームサーバーの設定」(独自ドメインとレンタルサーバーを紐づける設定)の必要がないなど、利便性が非常に高いです。

高いスペックのサーバーで、WordPressも高速で表示される

heteml は高速化機能が豊富

現在のヘテムルのサーバースペック (CPU / メモリ) は非公開ですが、以前公開していた際には個人向けサーバーの中でも上位のスペックでした。
また、heteml はロリポップ!よりも安定性を売りにしていることから、ロリポップ!と同等、もしくはより高いスペックの可能性も考えられます。(ロリポップ!も非公開)

また、Web、メール、データベースのすべてのサーバーに SSD が採用された、「オール SSD 環境」になっており、処理速度の向上に役立っています。

高速化についても、独自の技術により従来の CGI版より高速な モジュール版PHP を利用可能で、PHP のバージョンも高速な PHP8 を利用できるほか、Web サイトの表示の高速化を補助する HTTP/2 やコンテンツキャッシュも用意されています。

なお、転送量についても、一般的なサイトであれば、月間100万PVでも問題なく利用できる範囲ですので、よほどの人気サイトではない限り問題ありません。

  • SSD:パソコンにも使われている記憶媒体で、従来の HDD(ハードディスクドライブ)と比較して読み込み速度が36倍、書き込み速度が20倍と言われている
  • HTTP/2:データをより効率的に送受信するための次世代の通信プロトコル(決まり事)
  • モジュール版 PHP:WordPress などに用いられているプログラム言語である「PHP」の処理を高速に実行できるモード
  • コンテンツキャッシュ:WordPress などのその都度生成が必要なサイトのデータをサーバーにキャッシュしておくことで、WEBサイトの表示速度向上や安定した表示に役立つ機能

大容量ディスクがオンラインストレージとしての利用にも最適

heteml の WebDAV 機能で、簡単にサーバーの空き領域をファイル置き場にできる

ヘテムルでは、WebDAV(ウェブダブ)機能が利用できるため、サーバーをオンラインストレージとして簡単に利用することができます。WebDAV 機能は、サーバーを PC 上のフォルダと同様に扱うことができるため、非常に便利です。

また、ヘテムルでは、非公開領域(外部からアクセスできないセキュリティの高いスペース)があるほか、複数のFTPユーザーを作成することができ、ユーザーごとにアクセスできるサーバー領域を限定することができます他の人とファイルをやり取りする際にも、必要なファイル以外にはアクセスできないようにすることができるため、安心して使用できます。

さらに、ヘテムルのディスク領域は 200~300GBと、同価格帯のレンタルサーバーの中でも、トップクラスの大容量が用意されています。まさに、オンラインストレージとして利用するのに最適なサーバーと言えます。

WAFと無料の独自SSLで高いセキュリティを実現

heteml は WAF も完備し、高いセキュリティを確保

近年、WordPress など CMS(コンテンツマネジメントシステム)の脆弱性を狙ったハッキングが非常に増えてきています。

こういった脆弱性に対して大きな威力を発揮するのが、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)です。heteml では WAF「WAF SiteGuard Lite」を標準で装備しており、コントロールパネルから、簡単にオンオフを切り替えることができます。

また、無料のSSL証明書である「Let’s Encrypt」が簡単に利用でき、証明書の更新も自動で行われますのでとても楽です。

もちろん、従来の独自SSL オプション(有料)も利用できるため、実在証明があり、高い信頼性を提供できる企業向けの「EV証明書」の利用も可能ですので、企業サイトを作る際にも安心です。(格安サーバーは「EV証明書」が使えないところが多い)

電話サポートも利用でき、マニュアルもわかりやすい

初心者にとってサポートは重要ですが、ヘテムルでは電話サポート(平日)を行っていますので、安心です。また、土日祝日もメールサポートは利用できます。

ペパボのメールサポートはレスポンスも非常に速く、返信内容も非常にわかりやすいです。

また、オンラインマニュアル、FAQ なども充実しており、画像が多用されているので、非常にわかりやすく、初心者にも非常に優しいです。

ヘテムルには、マニュアルの他に「ヘテムルブログ」というサポートブログも用意されていて、マニュアルや FAQ の内容を補足してくれています。最新情報などの解説も行ってくれていますので、とても重宝します。

heteml(ヘテムル)の気になるポイントや注意点

バックアップが月額オプション

自動バックアップ機能では、Webサーバー、メールサーバーは7日前、DBサーバーは14日前のデータまで保存可能です。バックアップ自体には料金は発生しませんが、バックアップからの復元は有料です

また、バックアップのタイミングも設定できないため、もし自分の好きなタイミングでバックアップを行いたい場合は、以下のバックアップオプションを契約する必要もあります。

月額制の「バックアップオプション」機能は任意の時期のバックアップと復元が可能ですが、バックアップ対象になるデータは、Webサイトとデータベースのみで、メールは対象外です。

ただ、バックアップオプションの画面は非常に使いやすく、かなり細かい設定なども行えますし、容量無制限で7世代まで保存可能です。もちろん、データの復元が必要な場合にも無料で行えますので、絶対に消えては困る企業サイトなどを運営している場合は、オプション料金を払うだけの価値はあります。

その他の注意点

  • PostgreSQL は利用不可
  • 再販禁止(「再販」はサイト制作会社などがよく行っている、いわゆる「また貸し」)
  • ヘテムルのサブドメイン(****@heteml.jp)でのメール利用不可(独自ドメインではメールアドレス無制限で利用可能)

余談:「ヘテルム」?「ヘルテム」?サービス名の由来は?

GMOペパボのサービスは、「ロリポップ!」「ムームードメイン」など、どれも一度聞いたら忘れられないようなユニークな名前がついていますが、これは創業者である、家入一真氏のこだわりでもあります。

家入一真

GMO ペパボ株式会社の創業者。元ひきこもりの実業家として、著書が多数あるほか、都知事選にも出馬したことがある。現在は、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」やスマートECの「BASE」などの取締役として活躍。

この「ヘテムル」も変わった名前ですが、これは電車の中で女子高生が「HTML」のことを「ヘテムル」と呼んでいるのを、ある社員が聞いたことがきっかけだそうです。何とも面白い逸話です。

こちらの記事が元ソース(インタビューを受けているのは、現取締役社長の佐藤健太郎氏)ヘテムルの公式 Twitter では、以下のように「女子高生」が「Web制作会社の人」になっている

heteml(ヘテムル)のおすすめプランは?

ヘテムルのプランは 1プランのみ

ヘテムルは現在 1プランのみの提供です。

あとは、同じ会社であればロリポップ!とどちらを選ぶか悩む人がいるかもしれません。
冒頭にお伝えしたように、現状はロリポップ!が圧倒的に高いコスパで提供していますので、一般的な人であればロリポップ!の「ハイスピード」プランがおすすめです。

ただ、ロリポップ!は FTPアカウントを複数作成できないなど、他者に運営を任せられるようなシステムがないことなどを考慮すると、企業サイトなどの場合は heteml のほうがいいケースも中にはあると思います。

スペックや実際の性能などについては、以下のページで徹底的に比較していますので、あわせてご覧ください。

ペパボ対決!「ロリポップ!」v.s.「heteml」-機能とパフォーマンスを独自計測データで徹底比較!

なお、ヘテムルでは 10日ほどの期間無料でお試しができますので、迷った場合は実際に試してみるのがおすすめです。

heteml(ヘテムル)の仕様一覧

heteml(ヘテムル)の主なサーバースペック

CPU・メモリ非公開
稼働率99.99%
バックボーン・
ネットワーク回線
非公開
記憶媒体オール SSD
OSLinux系
WebサーバーApache 2.4.x
高速化機能PHP モジュール版・HTTP/2

heteml(ヘテムル)の仕様詳細

スクロールできます
初期費用(税込)無料
月額料金(税込)1,100円/月~
ディスク容量
(オールSSD)
500GB
マルチドメイン数無制限
データベース数
MySQL(MariaDB)
無制限
メールアカウント数無制限
転送量40TB/月
無料独自SSL○(Let’s Encrypt)
WordPress
簡単インストール
自動バックアップ
(RAID10)
Web・メール:14日間
データベース:14日間
プラン変更×(1プランのみ)
サポート電話(平日10時~18時)
メール(24時間365日)
高度な機能WebDAV・Cron・SSI・SSH
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