Sixcore は新規申し込みを終了し、エックスサーバービジネスへ移行されました。
エックスサーバービジネスのサービスを確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。
エックスサーバービジネスの評判・検証レビュー
エックスサーバーの上位サービスである、sixcore(シックスコア) が、共用サーバー、専用サーバーともに 2017年4月12日新規受け付け分から、サーバー基盤システムを刷新しました。
基盤システムの刷新の他、サービス仕様の一部を変更する旨が発表されていますが、昨年のエックスサーバーの基盤システム刷新と似たような感じで、各言語のバージョンや CMS(コンテンツマネジメントシステム)や Webメールなどの提供サービスにも変更がありました。
基盤システムの具体的な変更点については、ニュースリリースでは特に触れられていないのですが、いったいどこに変更があったのでしょうか。そのあたりも含め、今回の シックスコア の変更点について詳しく見ていきたいと思います。
・サーバー基盤システムを刷新したsixcore(シックスコア)の実力を徹底検証・比較!
シックスコアにおけるサーバー基盤の変更点
まずは、早速サーバー基盤の変更点を見ていきましょう。
公式サイト上に書かれているサーバーのスペックについては、「CPU 16コア・メモリ 96GB」ということで、特に変更点はないように見えます。
そこで、新環境のサーバーを実際にチェックしてみます。
sixcore もエックスサーバー同様、ユーザー自身が自分の利用しているサーバーのスペックを確認できる数少ないレンタルサーバーなのですが、新サーバー環境にログインしてみると、以下のようなスペックになっていました。
新旧サーバー環境の違いを比較すると、以下のようになります。
旧 | 新 | |
CPU | Xeon E5-2630V3 ×2 | Xeon E5-2640V4 ×2 |
クロック数 | 2.4GHz | 2.4GHz |
キャッシュ | 20 MB | 25 MB |
コア数 | 8 コア | 10 コア |
スレッド数 | 16 | 20 |
メモリ | 96GB | 96GB |
メモリには変更がありませんが、CPU は 10コア ×2 で 20コアになっていますので、スペックアップされていますね!
シックスコアはエックスサーバーと比べると収容人数がかなり少ないと思いますので、メモリも少なくてすんでいると思いますが、CPU についてはこれでエックスサーバーと同等になりました。パフォーマンスの向上も大いに期待できそうです。
その他サービスの主な変更点
サーバー環境の変更の他に、サービスの変更点も多々ありますが、主なものを以下にピックアップしてみます。
- Apache バージョン:2.2 → 2.4
- PHP:バージョン 5.2 のみ提供終了
- MySQL:5.5.x → 5.7.x
- XOOPS :自動インストール機能提供終了
- Xキャッシュ:提供終了
- 旧 Webメール:提供終了
Xキャッシュは、X2(エックスツー)と sixcore で提供されている、サイト表示高速化のためのキャッシュ機能ですが、これが廃止される代わりに、今後別の高速化機能を提供する予定とのこと。
また、旧 Webメールも廃止されますが、エックスサーバー同様、タブレット・スマホにも対応した、使いやすい Webメールが提供されています。
シックスコアのサーバー基盤システム刷新まとめ
以上、シックスコアのサーバー環境とその他サービスについての変更点について、概要をまとめてみました。
提供会社としては、ユーザー数が多いエックスサーバーが優先的にスペックアップしていくのは当然だとは思いますが、ユーザーとしては、やはり上位サービスとして、よりよい環境を提供してほしいですから、今回のサーバー環境刷新はうれしいですね。
ニュースリリースでは具体的には触れられていませんでしたが、上のように CPU がしっかりスペックアップされていましたので、今後パフォーマンスの変化を確認し、あらためてレポートしてみたいと思います。
追記:こちらの記事で各種ベンチマークツールによるパフォーマンスの検証・比較を行いました
・サーバー基盤システムを刷新したsixcore(シックスコア)の実力を徹底検証・比較!
・sixcore(シックスコア)の検証・評価レビュー
Sixcore は新規申し込みを終了し、エックスサーバービジネスへ移行されました。
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