レンタルサーバーを借りる際に、料金関連に関しては「初期費用」と「月額料金」しかチェックしない人も多いと思いますが、実は必須の機能にも関わらずオプション料金が発生してしまうような仕様があるレンタルサーバーがあります。
そして、そういった項目に限って、仕様の一覧表をパッと見ただけではわからなかったり、FAQ を探さないと見つからないようなケースもあったりします。
料金関係で上記のような盲点があると、たとえ初期費用や月額料金が安くても、最終的には高上りになってしまうことになり、支払いをした後にがっかりすることになることもありえます。そのため、たとえ細かい仕様であっても、料金関係はしっかり確認しておく必要があります。
ここでは、よくある料金関連の盲点やチェックポイントを挙げてみますので、利用したいと考えているレンタルサーバーでもチェックしてみましょう。
使用頻度が高いがオプション料金が発生するサービス
レンタルサーバー業界の場合、サーバー自体の仕様はもちろんのこと、その他のサービス自体も各社どんどん進化していっています。一昔前は有料だったのに、今では無料が当たり前、なんていうサービスも多々あります。
ところが、そのような中にも、昔のオプション設定のままサービスを続けているプランが散見されます。
また、少しグレードの高いオプションを付けることで、売り上げを上げようとする戦略が見えるプランなんかもあります。
よく使われる機能なのに、会社によっては有料になっている項目の例としては、以下のようなものが挙げられます。
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・マルチドメイン設定料(ドメインを追加する度に料金が発生)
・バックアップ(バックアップ自体に月額料金が発生)
・メールウイルス対策・スパムフィルタ(月額料金が発生)
・共有SSL(月額料金が発生)
このように使用頻度が高く、使わざるを得ないサービスが有料の場合は、結局月額料金にプラスされることになり、トータルで見ると高上りになることにもなりかねませんので、忘れずにチェックしておきましょう。
試用期間
今やお試し期間があるのが一般的になっているレンタルサーバーですが、中には試用期間が一切ない会社もあります。
大企業やその関連会社提供のサーバーの中には、試用期間がないだけではなく、最低利用期間が6か月や12か月というところもあります。ほとんどのケースでは、途中解約をしても返金はされません。
大企業の信頼性を売りにしているため安心できるところも多いのですが、特に共用サーバーの場合は、同居する人たちの影響を多分にうけますので、Webサイトの表示速度や負荷状況など、実際に使ってみないとわからないというところがあります。
なお、特に通信系の大企業などの中には、試用期間がなくても、テスト的にサーバーを一定期間使わせてくれるところもありますので、サイト上に書いてなかったとしても、一度サポートに確認してみるのもいいと思います。
支払い方法
レンタルサーバーはネット経由で申し込むケースが多いため、クレジットカード決済がほとんどですが、最近は他の方法でも申し込みができるところが増えてきました。
事業で使う場合は、クレジットカード払い以外で支払いたいこともあると思いますので、自分が使用したい支払い方法が利用できるかも確認しておきましょう。
また、領収書がどうしても別途必要な人は、こちらも要チェックです。別途領収書を発行してくれるところは少なく、有料になることも多いので、チェックしておきましょう。
その他、お得なサービス
その他、多くのレンタルサーバーでは、キャンペーンで初期費用が無料になったり、割引になったりするケースもあります。
また、独自ドメインを無料になるキャンペーンを行っている会社がいくつかありますが、サーバーをレンタルしている限り更新料が無料になるところと、初年度のみが無料になるところがありますので、後でがっかりしないよう、こういったところもしっかりチェックしておきましょう。
オプション料金があまり発生しないおすすめのレンタルサーバー
料金関連の透明性が高く、オプション料金があまり発生しないおすすめのレンタルサーバーは、総合力でも1位のエックスサーバーです。
基本的にオプション料金が発生する機能がなく、あるのはごくイレギュラーで特定の人だけが必要になる可能性があるバックアップからの復元くらいです。
また、総合2位の「カゴヤ」も基本的に余分な料金は発生せず、またオプション料金を払うことで拡張できる機能が非常に多いですが明瞭な料金体系になっていますので、こちらもおすすめです。