【広告に頼らない】インバウンドマーケティング成功の秘訣!インバウンドマーケティングの意味やメリット・企業の成功事例も紹介
インバウンドマーケティング(Inbound Marketing)とは、SNSやブログ等で発信し消費者に認知してもらい、商品やサービスの購買に繋げるマーケティング手法です。
“インバウンド”と聞くと、海外から日本へやってくる観光客のことを想像する人も多いと思いますが、基本的にはインバウンドマーケティングも同じ考え方です。
従来のマーケティング手法であれば、テレビ広告や雑誌広告等が主流でしたが、現在は多くの消費者が自らインターネットで検索し外からやってきます。
そのため、インバウンドマーケティングに着手する企業も年々増えており、今は当たり前のように取り組むべきマーケティング手法だ、と言っても過言ではありません。
本記事ではインバウンドマーケティングに関する具体的な解説とともに、効果やメリットをはじめとした、実際の企業の成功例などもご紹介しています。
最後まで読んでいただくことで、インバウンドマーケティングに関して、正しく理解することができるでしょう。
インバウンドマーケティング・アウトバウンドマーケティングとは?
インバウンドマーケティング | アウトバウンドマーケティング |
・SEO ・ブログ ・ソーシャルメディア ・メールマガジン ・ebook ・動画 など | ・ダイレクトメール ・テレマーケティング ・TVCM / ラジオ広告 ・新聞 / 雑誌広告 ・バナー広告 ・展示会 など |
“インバウンドマーケティング”と、”アウトバウンドマーケティング(Outbound Marketing) “の大きな違いは、消費者に対してのアプローチの仕方にあります。
インバウンドマーケティングの場合は、基本的に消費者に対して直接アプローチしたりしません。
あくまでも消費者のニーズを熟知した上で、SEOやブログ、SNS等を活用し、外側から認知してもらい自社の商品やサービスの購買に繋げるマーケティング手法です。
逆に、アウトバウンドマーケティングは、消費者に対してダイレクトにアプローチすることで、自社の商品やサービスの購買に繋げるマーケティング手法になります。
双方、”マーケティング”というカテゴリーとしては同じですが、概念は全く異なるため、実際に活用する際には注意が必要です。
インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングの違い
インバウンドマーケティングと、コンテンツマーケティングを一緒に考える人も多いですが、実は大きく概念が異なります。
そもそもコンテンツマーケティングとは、その名の通り”コンテンツ”を活用したマーケティング手法であり、消費者に対してコンテンツを通して
- 認知拡大
- 興味喚起
- 見込み顧客の育成
- リピートの獲得
等を行う狙いがあるため、結果がより重要視されます。
逆に、インバウンドマーケティングの場合は、コンテンツに限らずその他さまざまな方法を駆使して、消費者やユーザーと関係性を作ることが狙いです。
ただ、インバウンドマーケティングは、必ずしも企業本意な考え方で取り組むのではなく、あくまでも消費者やユーザー等に役立つマーケティングを行うことが目的となります。
重要なのは結果ではなく、顧客を惹きつけるプロセスなのです。
インバウンドマーケティングの効果・メリット
- 広告宣伝費を抑えられる
- コンテンツとして蓄積していく
- 顧客の育成ができる
- 広範囲の顧客に対して同時にアプローチできる
インバウンドマーケティングを行うメリットとしては、主に4つ挙げられます。
テレビ広告やSNS広告とは違い、ユーザーに寄り添ったマーケティング手法なので、好感を持たれやすくインターネットを介して多くのユーザーに届けることができます。
その上、顧客データなども豊富に取れるため、データに基づいて顧客のニーズを調べたりしてPDCAを回すことにより、より精度の高いマーケティングを行うことができるでしょう。
広告宣伝費を抑えられる
インバウンドマーケティングとして、コンテンツを活用した手法は、費用対効果がとても高いです。
有料広告をGoogleやYahoo!などの検索エンジンで出すのとは違い、SEO対策を行うことで自然検索で、多くのユーザーに認知してもらうことができます。
効果が出るまでには一定の時間がかかるものの、広告宣伝費がかからないという点では企業側からしたら、大変大きなメリットでしょう。
コンテンツとして蓄積していく
インバウンドマーケティングの一番のメリットと言っても過言ではないのが、作ったコンテンツが資産として蓄積していくことです。
一度作ったコンテンツは、インターネット上に永久的に残るため、企業の資産として長期的にユーザーを集客してくれる可能性があります。
また、有料広告とは違い、一時的なマーケティング手法ではないため、長期的にみて長く効果が得られるメリットがあります。
顧客の育成ができる
インバウンドマーケティングを行うことで、顧客の育成ができるのも大きなメリットです。
例えば”メールマガジン”などが、良い例でしょう。
メールマガジンの場合は、登録者に対して有料級の情報を提供しつつ、段階的に読者を育てる目的があります。
メルマガに登録した当初は興味がある程度に過ぎなかった読者も、定期的に送られてくる無料のメルマガを読むことで、ただの読者が顧客へと成長します。
その後、顧客を”ファン化”することで継続利用に繋がり、企業側は”顧客生涯価値”を上げることができる、という訳です。
広範囲の顧客に対して同時にアプローチできる
インバウンドマーケティングでは、ブログやYouTube等を活用することで、国や地域を選ばずに多くのユーザーにアプローチすることができます。
インターネットの普及率は、今や世界人口における割合の57%といわれており、多くの人がスマホを活用して日々大量の情報に触れている訳です。
そのため、インターネット上にコンテンツを置いておくだけでも、世界中の多くの人が視聴できる訳ですから、インバウンドマーケティングをやらない理由はありません。
インバウンドマーケティング成功のポイント
- ターゲットに対して情報発信を続ける
- ターゲットのニーズにあった情報を発信する
- コンバージョンにつながる同線を整える
インバウンドマーケティングを成功せるには、主に3つのポイントがあります。
特に大事なってくるのは、継続的にコンテンツでの情報発信を続けることです。
インバウンドマーケティングは、効果が出るまでに時間がかかりますので、短期的ではなく長期的にみて取り組む必要があります。
ターゲットに対して情報発信を続ける
“コンテンツ”を活用したインバウンドマーケティングでは、ブログやSNS等での継続的な情報発信が重要になります。
現在は特にインターネット上には多くの情報が溢れており、いっときでも情報発信をやめてしまうと、せっかく付いた顧客が離れてしまうことが多々あります。
そのため、計画的に長期目線で情報発信を行うことが大切であり、継続的な情報発信はユーザーの育成にも繋がることでしょう。
ターゲットのニーズにあった情報を発信する
インバウンドマーケティングとして”コンテンツ”を作成する際には、必ず最初にターゲットとなる顧客のペルソナを設定することが大切です。
“ペルソナ(persona)”とは、簡単に説明すると狙っているユーザー像のことを意味します。
ペルソナを設定し顧客にあった情報を発信することで、コンバージョンに至りやすくする、という狙いがあります。
コンバージョンにつながる同線を整える
インバウンドマーケティングとして、ブログやSNS等でコンテンツを発信する際には、ただ闇雲に発信しては効果が見込めません。
コンテンツを実際に作成する前に、まずはどうやって自社の商品やサービスの購入まで顧客を導くかの導線設計が、重要になってきます。
地図もない状態で目的地に辿り着くことが難しいのと同じように、コンテンツに訪れたユーザーも導線設計がなされてないと、自社の商品やサービスの購入には繋がりません。
ですので、まずはしっかりとコンバージョンに繋がるような、導線設計を行うことが大切です。
インバウンドマーケティングを行った企業の成功事例(BtoB・BtoC)
インバウンドマーケティングを実際に行った企業が成功した事例をご紹介しているので、これから行おうかと検討されている企業もしくは個人の方は、参考にしてみてください。
freee株式会社(BtoB)
クラウド会計ソフトを提供している”freee(フリー)株式会社”は、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というコンセプトのもと、法人企業へのアプローチを行っています。
具体的な方法としては、インバウンドマーケティングとして”YouTube”を活用した集客です。
最近は特にYouTubeでニュースやテレビ番組を視聴する人が増えてきており、難しいとされてきた法人設立の手続きに関して、動画を通して学べるようになっています。
株式会社土屋鞄製造所
日本有数のレザーブランドとして有名な”株式会社土屋鞄製造所”では、ブログでのコンテンツ配信を活用した、インバウンドマーケティングに力を入れています。
すでにインバウンドマーケティングの成功事例として、多くのメディアで取り上げられており、ブログだけではなくSNS等でも積極的に発信活動を行われています。
また、発信されている内容はとてもバラエティに優れており、カバン作りに対する思いやレザーを個人で手入れする方法などの役立つコンテンツも配信されていて、とても魅力的です。
インバウンドマーケティングの課題
インバウンドマーケティングの課題としては、主に3つ挙げられます。
- 費用対効果が不透明である
- 成果が出るまでに時間がかかる
- 根気強く情報発信を行わなければならない
基本的に企業側から直接アプローチをしないインバウンドマーケティングは、質の高いコンテンツ作成が必要であり、企業によってはリソース不足で取り組むのが難しい場合も多いです。
特にコンテンツマーケティングを行う際には、SEO対策等に関する知識が必要不可欠であり、専門的な知識が乏しい企業にとってはかなりハードルが高くなります。
主な対策としては、外部企業へのアウトソーシングが考えられます。
実際にアメリカ企業のほとんどが、コンテンツ作成に対してアウトソーシングを行っており、日本企業ではまだそれほど浸透していません。
インバウンドマーケティングで集客するならウェブココル株式会社
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