検索順位を上げる方法7選|検索順位が決まる仕組みや要因は?検索順位の調べ方も解説
Webサイトの運営において、検索順位は重要な要素の1つです。検索順位が上がるほどサイトへの訪問数が増加し、商品購入や資料請求などの成果に結びつきやすくなります。
しかし、どうすれば検索順位が上がるのかわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、検索順位を上げる方法や検索順位が決まる仕組みについて解説しています。検索順位の上昇を狙いたい方はぜひ参考にしてください。
そもそも検索順位とは?
実は、検索エンジンで何か調べる際に羅列される記事には上から順番に順位が決まっています。
順位はGoogleのアルゴリズムが独自に判断して決定しています。SEOはさまざまな施策を行いながら、この順位をできる限り上げることを目的とする手法です。
いかに検索キーワードに適した記事を作るかが重要です。
検索順位が決まる仕組みや要因
Googleでは、Googlebotと呼ばれるクローラーがWebサイトを巡回し情報収集を行っています。クローラーが収集した膨大なWebサイトの情報は、Googleインデックスと呼ばれるデータベースに格納されます。
データベースに格納した情報と200以上の要因から構成される検索アルゴリズムを照合し、検索クエリとより関連性の高い情報をランク付けすることが、検索順位が決まる仕組みです。
検索アルゴリズムの中で検索順位と特に関係があるとされる要因として、以下の項目が挙げられています。
- 検索結果からサイトがクリックされる回数
- 検索キーワードとサイト内容の関連性
- ユーザービリティ(使いやすさ)
- 直帰率、離脱率
- サイトでの滞在時間
- 更新頻度
ユーザーの検索意図に合った情報を提供できるサイトを目指すことで、Googleからの評価が高くなり、検索順位も自然と上がりやすくなります。
検索順位はいつ上がるのか
Webサイトに変更を加えたからといって、検索順位がすぐに上がるわけではありません。成果が出るまでに最長で1年近くかかる場合もあります。
Google Search Consoleのヘルプでも、Googleは以下のように回答しています。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。
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なぜ検索順位は変動するのか
自分のサイトの検索順位が上がった場合、考えられる主な理由は以下の通りです。
- 自分のサイトが高評価を受けた
- 競合のサイトが低評価を受けた
検索順位は相対的に決定されるため、自分のサイトだけでなく、競合サイトの評価によっても変動します。
競合サイトの評価が下がった場合、Googleから何かしらのペナルティを受けたケースが考えられます。低質なコンテンツや不自然な被リンクの他に、過剰なSEO対策も順位が下がる原因の1つです。
また、Googleの検索アルゴリズムは定期的にアップデートが行われています。ニュースになるようなレベルから微調整レベルまで規模はさまざまですが、アップデートによってサイトの評価に影響を及ぼすことは間違いありません。
検索順位を上げるための8つのチェックリスト
検索順位を上げるには、Webサイトにいくつかの対策を講じる必要があります。ここでは、検索順位上昇のためのSEOチェックリストを8つご紹介します。チェックリストに従って、サイトを改善していきましょう。
ドメインのURLを正規化する
Googleからの評価分散を防ぐために、評価を集約したい正規のURLを検索エンジンに伝える「ドメインの正規化」が必要です。
Webサイトは、URLに「www」や「/」または「index.html」を入力してもしなくても同じページにアクセスできます。しかし、URLが異なることからGoogleに別々のサイトと認識されてしまい、評価が分散してしまいます。
ドメインの正規化を行って、検索順位が上がりやすい状況を作りましょう。正規化の方法は以下の2種類です。
対策項目 | 対策内容 |
---|---|
301リダイレクト | 正規化したいURLに移動させるよう、サーバー上で設定する |
cannonical属性 | <head>内にcannonical属性を記述し、正規化したいURLをクローラーに理解させる |
狙いたいキーワードを選定する
検索順位で上位を狙うには、ページ単位でテーマの軸となるキーワードを1つ選定するところから始まります。
キーワードを選ぶ際は、検索ボリュームや競合サイトの強さを意識することが大切です。検索ボリュームの大きいビッグキーワードは検索数も多いですが、その分競合も大勢存在します。競合分析を行い、スモールキーワードやロングテールキーワードから少しずつ評価を積み上げていくのも1つの方法です。
決めたキーワードに特化したWebページを提供し、ユーザーのキーワード検索意図を満たすことで、検索順位が上昇しやすくなります。
タイトルタグや見出しにキーワードを含めて検索意図に沿った内容にする
タイトルタグや見出しに選定したキーワードを含めて、検索意図に沿った内容に変更しましょう。キーワードで検索したユーザーが訪問しやすくなるだけでなく、Googleからの評価も期待できます。
ただし、不自然にキーワードを詰め込むのはよくありません。また、文字数が多すぎると読みづらいだけでなく、テーマがぼやけてしまいます。クローラーにもユーザーにもどのような内容が記載されているのかを明確に伝えられるよう、端的にわかりやすく表現しましょう。
本文中へも適宜キーワードを含めたライティングをすることがおすすめです。
コンテンツの質を高めて被リンクを増やす
被リンクの多いWebサイトは、検索エンジンから質の高いサイトと評価されて検索順位が上がりやすくなります。
質の高いコンテンツや有益な一次情報を掲載しているコンテンツは、被リンクを獲得しやすい傾向にあります。自分で調整できない部分になるため、コンテンツの質を高めて被リンクされるのを待ちましょう。
被リンクを増やす具体的な方法は以下の通りです。
- 被リンクされやすいコンテンツで上位表示させる
- リンク切れ施策
- リンク先の貼り替え依頼
- 他サイトへの寄稿
- 監修者リンク
ただし、闇雲に被リンクを集めるだけでは意味がありません。Googleは自サイトと関連性の高いサイトや信頼性の高いサイトから受けた被リンクを高く評価します。
内部対策を施してクローラーの巡回を促す
質の高いコンテンツを作成しても、クローラーに訪問されなければGoogleから評価されることはありません。xmlファイルをGoogle Search Consoleから送信して、クローラーの巡回を促しましょう。
また、関連するページ同士を繋いで内部リンクを強化することで、クローラーがサイト内をすみずみまで辿りやすくなります。
ただし被リンクと同様、ただ内部リンクを設置すればいいわけではありません。クローラーだけでなく、サイトを訪問したユーザーからもページ同士の関係性やサイト全体の構造を正しく理解してもらえるように、適切な内部リンクを心がけましょう。
UX(ユーザー体験)の高いページを作る
検索順位を上げるためには、ユーザー体験の高いページを作ることも重要です。主要な項目として、ページ表示速度が挙げられます。
検索結果画面でWebサイトをクリックしてから、ページが表示されるまでに3秒以上かかる場合は改善が必要です。
ファイルサイズの軽量化や不要なアニメーションの削除、サーバー環境の見直しなどの対策を行いましょう。
モバイルフレンドリーに対応する
Webサイトがモバイルフレンドリーに対応しているかどうかも、Googleにおける評価基準の1つです。
2018年、「モバイルファーストインデックス」の仕組みを発表し、Googleは評価の中心をPCサイトからモバイルサイトに移行する方針を示しました。
モバイルでも快適に閲覧できるサイトはGoogleからの評価も期待でき、検索順位の向上にもつながります。
目視で確認するのも大切ですが、モバイルフレンドリーテストを使ってホームページをスマホで閲覧したときの状態を測定するのもおすすめです。モバイルフレンドリーテストはGoogle公式の診断ツールで、モバイル対応していない箇所や改善が必要な箇所を発見できます。
コンテンツのE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を高める
コンテンツのE-E-A-Tを高めることは、サイトの質を上げるだけなく、Googleからも評価されやすくなります。E-E-A-Tとは、専門性・権威性・信頼性の頭文字を取った造語です。
特に、YMYLと呼ばれる医療・健康・美容・法律・金融などに関するサイトではE-E-A-Tが非常に重視されています。
E-E-A-Tを高める方法は以下の通りです。
E-E-A-Tの種類 | 高める方法 |
---|---|
経験(Experience) | ・実体験豊富な人が作成する |
専門性(Expertise) | ・コンテンツの専門性を高める ・専門家の監修を入れる ・専門家へのインタビューを掲載する ・体験談を掲載する |
権威性(Authoritativeness) | ・コンテンツの作成者情報を掲載する ・良質な被リンクを増やす ・SNSで話題に挙がる |
信頼性(Trustworthiness) | ・最新情報を掲載する ・情報を定期的にアップデートする ・信頼性が高いサイト(政府・自治体など)の情報を引用する |
2022年12月、Googleは従来の指標であったE-A-Tに加えて、Experience(経験)を追加しました。より発信者が誰か、どんな経験をした人かが重要視されるようになっていくでしょう。
検索順位の調べ方・チェックする方法
検索順位を調べるには、Google Search Consoleがおすすめです。
Google Search Consoleに登録することで、「検索パフォーマンス」からサイトのクリック数・表示回数・クリック率(平均CTR)・平均掲載順位・検索に使われたワード(クエリ)などの検索状況をチェックできます。
さらに、Googleアナリティクスと連携することで、サイトのアクセス状況も合わせて詳細に分析できるようになります。
機能性の高い検索順位チェックツールを積極的に活用しましょう。
検索順位を上げるためにやってはいけないNGなSEO施策
ここまで検索順位を上げるための7つのチェックリストをご紹介してきましたが、一方でやってはいけないSEO施策も存在します。自分のサイトでやっていないか確認してみましょう。
低品質なコンテンツをサイトに多数掲載する
低品質なコンテンツばかり量産していても検索順位が上がるわけではありません。むしろ、SEO的には逆効果です。
ただキーワードを羅列したり不自然に詰め込んだりしたような記事や、内容の薄い記事、自動生成された記事、内容が重複している記事などは、コンテンツの質が低いとしてGoogleから低評価を受けやすくなります。
最悪の場合、ペナルティの対象になることもあるため一度記事の質を見直してみましょう。
不正な被リンクを購入などして獲得する
被リンクが多いサイトはGoogleから評価されやすいですが、不正な被リンクを購入するのはおすすめできません。
Googleのガイドラインでも、「検索結果においてサイトのランキングに悪影響を与える可能性のあるリンク プログラム」として以下の行為を挙げています。
検索結果においてサイトのランキングに悪影響を与える可能性のあるリンク プログラムには、次のようなものがあります。
・PageRank を転送するリンクの売買。これには次のものが含まれます。
Google検索セントラル-リンク プログラム
・リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
・リンクに関して物品やサービスをやり取りする
・特定の商品について記載しリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を「無料」で送る
・過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナーページを作成すること。
不自然な被リンクは、警告やペナルティの対象です。実際に、被リンクを購入したことで順位が大幅に下落してしまった事例が数多く報告されています。被リンクを販売する業者も存在しますが、決して契約してはいけません。
コンテンツの質を高めて、自然と被リンクを獲得するのを待ちましょう。
検索順位を上げるならウェブココル株式会社まで
クローラーがWebサイトを巡回し、検索アルゴリズムと照合することで検索順位が決定します。検索順位を上げるには、コンテンツの質を高めることやユーザーにとって使いやすいサイトに改善することが必要です。ただし、検索順位に反映されるまでには時間がかかる点に留意しましょう。
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