自己PRで責任感をアピールするのは難しいですね…。
面接官に刺さるエピソードを用意して、面接を乗り切ろう。
社会人となる以上、責任感というのは必ず持たなければなりません。売上目標を達成するまであきらめない、落としどころまで持っていくために粘り強く交渉するなど、責任感が求められるシーンは多岐に渡ります。
他の人の協力を取り付けたり、チームで仕事を進めたり、大きな案件を任されたりする際に必要な信用も、責任ある取り組みの積み重ねから生まれます。だからこそ、自己PRに書くと効果的なアピール要素となるわけです。また、全ての職種で必要な心がけなので、万能の武器といえるでしょう。
ただそれだけに、責任感を自己PRで推す就活生はとても多くなります。他の学生たちの陰に隠れないアピール方法をとらなければなりません。
この記事では、人事担当者に刺さる責任感のアピール方法を、例文を交えながら解説します。
責任感を自己PRにする時のポイント【新卒】
社会人経験がなく、まだ能力がいかほどか分からない新卒生を採用する際には、「責任感がある」というのは企業側が確認したい最低限の資質と言えます。少なくとも責任感があれば、どのような部署に配属されても真剣に最後まで取り組んでくれると期待できるからです。ですから、自己PRでは責任感を使うのが有効になります。
まずは責任感を自己PRに使いたいとき、効果的に伝えるためのコツをお伝えします。以下のポイントを押さえながら作ってみて下さい。
- 書く内容を具体的にする
- 独善的にならない
書く内容を具体的にする
まずは書く内容を具体的にすることです。自分の業務は、責任を持って最後まで行うのが当然です。ですから、エピソードを述べる際は「責任感があります」だけではアピールになりません。具体的な内容を盛り込むのが重要です。
そのためには、責任感の根拠となるエピソードを挙げる時に、責任は何に対して持っていたのかも併せて伝えましょう。
「インターン先での仕事に責任を持って取り組んでいました」だけでなく「インターン先でのWEBマーケティングの仕事で、SEO対策の結果に対して責任を持って取り組んでいました」のような形です。
「責任感がある」という言葉はあいまいなものだよ。
責任感を自己PRとして使う就活生はとても多いから、分かりやすい文章で差別化すしよう。
独善的にならない
2つめの注意点は、独善的にならないことです。
責任感のアピール方法を間違えると、「なんでもかんでも自分ひとりでやらなければと思い込み、全てを抱え込んでしまう人なのでは?」と捉えられる可能性があります。
本来であればメンバーに声掛けをするべき場面にもかかわらず、「自分の責任なので自分で解決しよう」と思うあまり勝手に動かれてしまうと、かえってうまくいきません。
仕事を進める際は、人に助けを求めたり協力し合ったりするのも大切です。自己PRで独善的なニュアンスを出すと、入社後に必要な協調性を疑われ、落とされかねません。
「サークルのみんなと協力して」、「他学年とも適切にコミュニケーションを取りながら」などの言葉を含めると、独善的な印象をなくせますね。
自己PR・責任感の例文【新卒】
ここからは、具体的な自己PRの例文をご紹介します。
検索したらすぐにばれてしまいますので、そのままコピペはせず、あくまで参考にしながら書いてみてください。
例文①:部活のエピソードを紹介する場合
私の長所は、責任感があるところです。
所属していた野球部では、「部全体の練習メニューを考える」という自分の役割を、3回生の間、最後までやり遂げた経験があります。毎週土曜日にある試合のために、その日その日にやるべきことをあらかじめ計画して、部員全員へ伝えていました。
もともと、練習メニューを考えるのは持ち回り制だったのですが、社会人リーグ所属のOBにアドバイスを求めたり、部員の希望を取り入れたりといった取り組みを監督に評価され、私1人に一任してもらえました。
練習メニューに関しては、たとえば野手なら月曜と火曜は走り込み、水曜は打撃練習、木曜は守備練習、そして金曜は軽い運動で調整しつつ自主トレといった内容になります。
時には部員から、「どうしてこんな練習をするのか?」と不満が出る日があったことは否めません。しかしその度に、今やる理由と必要性を粘り強く説明しました。
すると十分に納得してもらえ、自ら進んで練習してくれるようになったのです。
練習メニューを考えて伝達するという役割を最後まで果たした経験から、粘り強く人を説得することの大切さを学ぶと共に、信頼して任せてもらえることの喜びを知りました。入社後も、納得いくまでコミュニケーションを取りながら、最後まで仕事をやり抜きます。
例文②:バイトのエピソードを紹介する場合
私は周りから、責任感があるとよく言われます。
アルバイト先のドーナツショップでは、自分の販売するものに対して責任を持つことが大切と学び、それ以来「責任感」が人生のキーワードとなっています。
ある日、お客様がお求めになりたかった商品が品切れになっていて、「この商品は今日のうちに販売再開するの?」と聞かれました。
店内が立て込んでいて事実確認をする余裕がなかったため、私はよく分からないままとっさに「また販売します」と答えてしまいました。しかし実際は、材料がもう切れてしまっており、その日は販売再開ができなかったのです。
そんな出来事もすっかり忘れていた夕方、先ほどのお客様が再びご来店されました。
材料が切れているとご説明して謝罪したところ、「どうしても娘にこの商品を買って帰りたかったのでわざわざ早退までして来店したのに!」とたいそうお怒りになってしまいました。
まさか、これほど強い思い入れを持ってくださっているとは思わず驚くと共に、仕事を軽く考え適当な回答をした自分が恥ずかしくなりました。大切なお客様にご迷惑をお掛けしてしまったのを、今でも後悔しています。
それ以来はどれだけ些細なことであっても、きちんと確認するようになりました。「別にいいや」という気持ちがなくなったので、全ての物事に対して責任感を持って取り組むようになり、こうした姿勢が評価された結果バイトのサブリーダーに抜擢されました。
些細なエピソードかもしれませんが、私にとってはとても印象的な思い出です。今後も小さな仕事だから手を抜いていいなどと思うことなく、何に対しても責任を持って取り組みます。
例文③:学生団体のエピソードを紹介する場合
責任感があるところは、私の一番の長所です。
海外インターン斡旋を行う学生団体活動を通じて、物事を最後までやり遂げることの大変さと大切さを学びました。
三回生の時、私は団体の副代表をしていたのですが、この年は斡旋の目標人数に届かなさそうな状況でした。
諦めて適度に落としどころを見つけようと言うメンバーもいる一方、昔から目標を立ててそれを達成することを喜びとする性格の私は、どうしても諦めたくなかったのです。
そこで、本来であれば代表が行うべき事案だったものの手が回っていなかったため、私が副代表という立場を生かして、諦めずに目標を達成しようと伝えるために幹部全員と一人ずつ話をすることになりました。
その際、幹部のそれぞれが部署ごとの課題を感じていることが分かりました。私と話す中ことにより彼らの中で問題が整理され、やるべきことが明確になったようです。モチベーションが高まり、解決に向けて尽力してくれることになりました。
これにより、幹部が直属のメンバーと話す機会が増え、団体全体のやる気底上げにもつながる結果に。各部署でそれぞれ考えて、企業への訪問件数を増やしたり、市場を分析し直してアプローチする層を変えたりし、最終的に目標を達成できました。
プライベートの時間は削られてしまいましたが、全員で目標を達成した喜びは何物にも代えがたいものがありました。御社に入社した後も、しっかりと責任感を持って自分の仕事を遂行し、御社に貢献していきます。
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- 自分のこの話は責任感アピールに使えるかな?
- 責任感があると伝えたいが、どのエピソードを選べばいい?
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まとめ
今回は、自己PRで責任感を推す場合のポイントと例をお届けしました。
元も子もないことですが、業務を最後までやり遂げるのは、社会人として当然です。ですから、ただ「責任感があります」というだけでは、アピールとして弱くなってしまいます。
自分に期待された以上の頑張りができたか、それによってどのような成果が出たかを、具体的なエピソードを交えながらまとめてください。エピソードの内容によっては、一人で抱え込んだり悩んだりしないという補足も添え、独善的と思われないよう気を付けましょう。
また、面接での受け答えが気弱になってしまっては、どれだけ立派な内容であっても、責任感の説得力が生まれません。堂々とした態度で臨みましょう。