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転職未経験の医師は何から始める?注意すべきポイントや初めての医師転職におすすめのサービスも紹介

転職未経験の人が転職に踏み切るのは、とても勇気のいることです。転職することによって、生活ががらりと変わることもあるからです。ただ、「転職に踏み切る前に知っておくべきこと」「転職に踏み切る前に行っておくべきこと」を把握して置けば、転職にまつわる不安は軽減されるはずです。

初めて転職する医師には医師専門の転職エージェントの利用をおすすめします。医師専門の転職エージェントでは医師のキャリアに詳しいアドバイザーがサポートしてくれるので転職未経験の医師にピッタリです。

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転職未経験の医師がすべき準備①:自己分析・キャリアの棚卸しを行う

転職未経験の医師が転職をしたいと考えた場合、まず行うべきは、「自己分析」です。

自分の経歴や強み、歩んできたキャリアステップを言語化しなければ、それを転職(希望)先にアピールすることもできないからです。

「自分は今の職場でどのような経験を積んできたか」「どのようなことが得意か」を、まず分析しましょう。またこの際には、手術などに関する技術だけではなく、「患者様に対して分かりやすい説明を行える」「患者様の悩みを引き出すのが得意」などのような「自分が得意とするコミュニケーション方法やコミュニケーションスキル」も言語化できるようにしておくとよいでしょう。

自己分析は、まず自分一人で行います。しかし自分を客観視することはなかなか難しいので、この段階から転職エージェントの力を借りてもよいでしょう。

転職未経験の医師がすべき準備②:今後のキャリアプランを考える

転職に踏み切る前に、「今後自分はどのようなキャリアステップを踏んでいくべきか」を考えることも重要です。

「新しい職場に移るとして、5年後・10年後の自分はどのように働いているか」「まだ専門医を取得していないが、専門医の取得を目指すか目指さないのか、目指すとしたら何年目で取得したいか」などを具体的に考えていきます。

また、40代以降で初めて転職に踏み切る場合は、現役世代の働き方はもちろんのこと、60歳(あるいは65歳)を超えた後の働き方を意識してみることも必要です。

なお、公衆衛生医師を始めとする公務員系の医師はキャリアステップが分かりやすく示されていますが、一般的な病院・クリニックはこの限りではありません。特に新設される病院・クリニックに入りたいと考えている場合、自分自身でしっかりとキャリアプランを立てなければならないでしょう。

転職未経験の医師がすべき準備③:転職の目的と条件を明確にする

キャリアプランの作成と同時進行で行うべきこととして、「転職の目的や条件を明確にするという作業」が挙げられます。

転職未経験の人の場合、「とにかく今の職場を離れたい」「とにかく今よりも条件の良い職場に移りたい」と考えてしまいがちです。しかしやみくもに転職活動をしても、上手くいきません。

「転職したい理由」は人それぞれで異なります。「年収をアップさせたい」「残業のない職場に行きたい」「理想の医療を追求したい」「定年後も長く働き続けられる職場に移りたい」など、転職したい理由は実にさまざまです。

そして、転職したい理由によって、転職希望先の条件も変わってきます。たとえば「年収アップ」を目的として転職をしたいのであれば、年収2,000万円以上などのような条件を設定して転職活動をしなければなりません。

「残業のない職場に行きたい」ということであれば、「オンコールなし、残業なし」でソートをかけなければならないでしょう。

転職未経験の医師がすべき準備④:転職スケジュールを立てる

自分の分析と棚卸し、キャリアプランの構築が済み、転職の希望条件を定め終えたら、転職スケジュールを立てていきましょう。

転職スケジュールを立てるときには、自分が下記のいずれにあたるかを考えるようにします。

  • 今すぐにでも転職したい
  • 人事の見直しが行われる3月ごろに転職したい
  • 良い条件の転職先が出てくれば転職したいが、急いではいない

「今すぐにでも転職したい」と考えるのであれば、転職先の選定や面接までにかける時間を短くするべきです。3月ごろに転職したいと考えるのであれば、それから逆算して、転職の一つひとつのステップにかけられる時間を算出しなければなりません。「良い条件のところがあれば転職する」という感覚であるのなら、スケジュールをきっちり決めなくてもあまり問題はないでしょう。

転職未経験の医師がすべき準備⑤:転職先を探す

「転職未経験の医師がすべき準備」のステップ4までが終わったら、いよいよ転職先を探す段階に入ります。

転職先を見つける方法は、主に以下の3つに分けられます。

それぞれの特徴を紹介していきます。

知人などに紹介してもらう

友人や知人、家族・親族に新しい職場を紹介してもらったり、彼らが経営している病院に入ったりする方法は、「自分の人柄を熟知した人が、自分に合った職場を紹介してくれる」というメリットがあります。

またこの方法を取る場合、採用確率が非常に高く、断られる可能性が低いのも大きな魅力です。働き方に融通をきかせてもらえる場合も多いといえます。

ただこの方法の場合、転職先と自分の相性・条件が合わなかった場合、断りにくくなるというデメリットがあります。特に金銭面の条件が折り合わない場合、切り出すのが難しい……と感じる人は多いかと思われます。

また、「紹介してもらってそこの病院・クリニックに入ったが、合わなくて辞めた」という場合、病院・クリニックとの関係はもちろん、紹介してくれた人との関係が悪くなる可能性もあります。

特定の病院の採用情報に直接アクセスする

病院・クリニックのなかには人手不足に苦しんでいるところも多く、一年を通じて求人を出しているところも決して少なくはありません。それぞれの病院・クリニックの「採用情報」をクリックすれば、福利厚生などを提示したうえで「ご応募はこちらから」などのようなメールフォームを設置しているページに当たることが多いといえます。

特定の病院の採用情報に直接アクセスする方法は、「この病院・クリニックで働きたい」という明確な希望を持っている人におすすめの方法です。たとえば、「この病院の医療理念に共感した」「転科したい。転科希望者を積極的に受け入れているこの施設に応募したい」などのような場合です。

直接自院にアクセスしてくる人に対して、施設側は好意的な印象を持ちます。「ほかのどこでもない、『私達の』ところで働きたいと思ってくれているのだ」と受け止めるからです。そのため、採用確率は高くなります。

ただこの方法の場合、「2,000万円以上」「週3勤務」「残業なし」などのような「条件」でソートをかけることができません。そのため、効率よく転職先を探していきたい人にとっては、無駄の多い方法だといえます。

医師転職特化のエージェントを利用する

医師向けの転職エージェントを利用した転職活動は、「一度登録してしまうと、何度も連絡があってうっとうしい」「担当者との相性が悪い場合、転職活動に実が入らなくなる」というデメリットがあります。

しかし転職エージェント・サイトを利用した場合、自分の希望する条件を満たす転職希望先をすぐに見つけることができます。そのため、転職にあたり、譲れない条件がある人は転職エージェント・サイトを利用するべきだといえるでしょう。

また、転職エージェントを介して転職活動をする場合、自分ではなかなか聞くことができない「その施設の雰囲気」などを知ることができます。加えて、年収面を含む待遇の交渉も、転職エージェントの担当者が医師に代わって行ってくれます。

さらに、転職エージェントを利用した場合、面談の練習や履歴書の書き方の指導なども行ってもらえます。「転職未経験で、転職活動を一人で進めていく自信がない」という人にとって、転職エージェントは非常に心強い味方となるでしょう。

転職未経験の医師がすべき準備⑥:選考対策を進める

「この病院・クリニックに入りたい」というところまで定まったのなら、そこの病院・クリニックに採用してもらうための選考対策を進めていきましょう。

この選考対策は、大きく分けて、「履歴書および職務経歴書の作成」と「面接対策」に分けられます。

履歴書および職務経歴書を書く場合、経歴などを正確に記す必要があります。また、何よりも重要になるのは「志望動機」の欄です。この「志望動機」は、通り一辺倒なものではなく、転職希望先特有の情報に触れた文章にすることが推奨されます。

なおこの「志望動機」は、面接のときにも非常によく聞かれるため、履歴書と矛盾のない答えができるように用意しておきましょう。

履歴書の作成や面接対策は、転職エージェントでも積極的に行っています。

転職未経験の医師がすべき準備⑦:退職・入社準備を進める

転職活動をしっかり行い、晴れて転職先が決まったら、退職および入職の準備を始めます。

医師という職業の特性上、退職を言い出すのは半年ほど前が理想です。基本的には多くの病院・クリニックは医師の「転職時期の希望」を聞いてくれるため、「3月まで待ってほしい」「引き継ぎ期間を半年ほど設けたい」などのように言えば、配慮してくれるケースが多いかと思われます。

ただ、転職希望先から「早く来てほしい」と言われているのであれば、その希望に添うように動きたいものです。なお法律上は、「辞意を表明してから2週間経てば辞められる」とされています。

退職の意志は、まずは直属の上司に伝えます。またこのときは、「今の職場に不満があるから転職する」というかたちではなく、前向きな転職理由を用意するとよいでしょう。

転職未経験の医師が転職エージェントを利用すべき理由

転職未経験の医師が、転職の際に転職エージェントを利用するべき理由は以下の6つです。

ひとつずつ解説していきます。

転職希望先を条件で絞り込める

転職エージェント・サイトを利用することのもっとも大きなメリットとして、「転職希望先を条件で絞り込める」という点が挙げられます。

転職エージェント・サイトでは、求人情報を絞り込むためのチェックボックスがいくつも設けられています。たとえば、「車通勤可」「女性医師歓迎」「当直なし」「週4勤務」などです。希望する条件のチェックボックスにチェックを入れてソートをかけると、その条件を満たした求人情報だけが表示されます。

このような機能は、「知人による紹介」「各病院・クリニックに直接あたる」という方法では実現不可能なものです。そのため、転職エージェント・サイトを使って行う転職活動は、それ以外の方法で転職活動をするよりも非常に効率的だといえるのです。

自己分析を助けてもらえる

「自己分析」は、転職活動を行うときのファーストステップです。自分自身のキャリアを言語化できなければそれを転職希望先にアピールすることはできませんし、自分自身の望みを把握できていなければ転職の希望条件を定めることもできません。

ただ、この「自己分析」を一人で行うのはなかなか難しいものです。自分自身を客観視することは非常に困難ですし、謙虚な人柄であればあるほど「自分の強み」を明確に言葉にすることには抵抗を感じるでしょう。また、なんとなく把握していたとしても、それを言語化することが苦手な人もいるかもしれません。

転職エージェントのコンサルタントは、このような悩みを持つ医師にしっかりと寄り添います。医師自身の経歴から医師のキャリアをまとめることもできますし、医師の潜在的な望みや希望を上手く聞き出す技術も持っています。

交渉の一切を任せられる

「このクリニックに入りたいけれど、提示されている年収が希望年収よりも低い……」
「土日祝日も開いている病院だけど、土日祝日は休みたい……」
「全国展開している病院だけど、異動はしたくない……」

理想の条件に近い病院・クリニックが見つかっても、一部の条件がかみ合わない(あるいは提示されていない)ということで、二の足を踏んでしまう求職者は決して少なくはありません。

このような状況になった場合、求職者が取るべき方法は、「ほかのところを探す」もしくは「該当の病院・クリニックと条件交渉をする」のいずれかです。「一部の条件だけが合致しない」という場合は、後者の方法を選択したくなる人も多いかと思われます。

転職エージェントを利用すれば、このような条件交渉もコンサルタントが代行してくれます。

面接対策や履歴書の書き方も聞ける

転職未経験の医師のなかには、面接や履歴書作成段階での不安を持っている人も多いのではないでしょうか。実務経験が豊富であってもそれを言語化することは苦手であったり、志望動機の書き方(話し方)について頭を抱える人は、決して珍しくはありません。

特に志望動機は、「一生懸命考えても、どうしても『どの病院・クリニックでも使えるような言い回し』にしかならない」と悩む人も多いものです。

しかし転職エージェントを使えば、これらの悩みも解決できます。転職エージェントのコンサルタントが、面接の練習をしてくれたり、履歴書の書き方を指導してくれたりするからです。

なお、転職エージェントのなかには、「面接の際には担当コンサルタントが同行する」としているところもあります。面接であがってしまうという転職未経験の医師は、このような転職エージェントを利用すると心強いことでしょう。

言葉だけでは分かりにくい病院の内部事情も分かる

病院・クリニック側がどれほど丁寧に自院のことを書いてくれていたとしても、求人情報だけで読み取れる情報には限界があります。現在は院内の様子などをオンラインカメラで公開している施設もありますが、そのような施設は極めて少数です。そのため医師が、転職前に転職希望先の病院・クリニックの内部事情や雰囲気を知ることはなかなか難しいといえます。

ただこのような悩みも、転職エージェントを使うことである程度解消できます。医師が「〇〇について知りたい」という希望を出せばその施設に対して、転職エージェントから問い合わせをしてくれます。

また、転職エージェントのなかには病院・クリニックに直接足を運んでその雰囲気を把握するようにしているとしているところもあります。

転職エージェントのほとんどは、無料で利用できます。転職未経験の医師が、転職エージェントを使わない理由はありません。

転職未経験の医師におすすめの転職サイト・エージェント

転職未経験の医師におすすめの転職サイト・エージェントはいくつかあります。今回はそのなかから、下記の5つを取り上げて、その特徴について解説していきます。

それぞれ特色があるので、自分と相性の良いところを選ぶとよいでしょう。

エムスリーキャリア

エージェント名エムスリーキャリアエージェント
求人数常勤・非常勤をあわせて22000件前後+非公開求人
対応雇用形態常勤・非常勤
対応診療科目内科全般・外科全般・ほか小児科や産婦人科、耳鼻咽喉科や眼科など
対応エリア全国
拠点東京都港区虎ノ門4-1-28虎ノ門タワーズオフィス
公式HPhttps://agent.m3.com/
※2023年10月30日現在

「当直なしの勤務で、専門医を取得できる求人情報を取り扱っている」「関東圏のうちの約40%の求人情報を有している」「年収1,800万円以上の高額求人の取り扱いあり」を売りにしている「エムスリーキャリアエージェント」は、医師向けの転職エージェントのなかでも知名度の高いところだといえます。

また、エムスリーキャリアエージェントは医師会員数32万人を誇る転職エージェントです。その会員を対象として行った「医師の転職事情」などをまとめたコラムは、初めての転職に踏み切ろうとする医師にとって非常に良い資料となるでしょう。

医師会員数32万人を誇る

医師転職ドットコム

エムスリーキャリア
引用:https://www.dr-10.com/
エージェント名医師転職ドットコム   
求人数常勤・非常勤をあわせて43,000件以上
対応雇用形態常勤・非常勤
対応診療科目内科全般・外科全般・ほか小児科や産婦人科、耳鼻咽喉科や眼科など
対応エリア全国
拠点北海道札幌市中央区北1条西5丁目2番地興銀ビル9F(本社)
公式HPhttps://www.dr-10.com/
※2023年10月30日現在

医師転職ドットコムは、求人情報数が44,000件近くもある転職エージェントです。ほかの転職エージェントに勝る圧倒的な求人情報数は、医師転職ドットコムの大きな強みといえるでしょう。

医師転職ドットコムの場合、「専門医取得可」のチェックボックスのほか、「指定医取得可」のチェックボックスも設けています。自分のキャリアを考えていく過程でこれらの取得を目指す人にとって、非常に使いやすい転職エージェントだといえます。

また、「託児所あり」など、子どもが生まれたことが理由で転職を考えた人にとって使いやすいチェックボックスも用意されています。

会員限定の非公開求人多数!

リクルートドクターズキャリア

リクルートドクターズキャリア
引用:https://www.recruit-dc.co.jp/
エージェント名リクルートドクターズキャリア
求人数
対応雇用形態常勤・非常勤・スポット
対応診療科目美容外科や美容皮膚科、内科全般・外科全般・ほか小児科や産婦人科、耳鼻咽喉科や眼科など
対応エリア全国
拠点東京都千代田区九段北1丁目14-6 九段坂上KSビル
公式HPhttps://www.recruit-dc.co.jp/
※2023年10月30日現在

だれもが知る転職・就職の大手エージェントである「リクルート」が運営している医師向けの転職サイトが「リクルートドクターズキャリア」です。

7段階で細かく年収を指定できる(特に指定しない/1,000万円/1,200万円/1,400万円/1,600万円/1,800万円/2,000万円以上)ため、明確に「年収〇万円以上を目指している」という医師にとって使い勝手の良いサイトです。

また、「定年」に関するチェックボックスが3つもあるので、定年後を見据えて転職を考える医師もリクルートドクターズキャリアの利用がおすすめです。

転職大手のリクルートが運営!

マイナビDOCTOR

マイナビドクター
引用:https://doctor.mynavi.jp/
エージェント名マイナビDOCTOR
求人数取引先医療機関20000法人以上
対応雇用形態常勤・非常勤・スポット
対応診療科目内科全般・外科全般・ほか小児科や産婦人科、耳鼻咽喉科や眼科など
対応エリア全国
拠点東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号
公式HPhttps://doctor.mynavi.jp/
※2023年10月18日現在

「臨床医以外の働き方を模索したい」という医師にとって、頼りになるのが「マイナビDOCTOR」です。マイナビDOCTORは、一般企業系との取引実績が豊富であり、産業医求人などの紹介を得意としています。

また「転科OK」「オンライン診療」「WEB面接可」「開業支援あり」などの、少し珍しい項目も設けているのがマイナビDOCTORの特徴です。

今までと違った働き方を考えている医師は、マイナビDOCTORを使って転職活動を進めていくと、希望に沿った条件の求人情報を見つけやすいでしょう。

開業医支援サポートもあり!

民間医局

民間医局
引用:https://www.doctor-agent.com/
エージェント名民間医局
求人数常勤・非常勤をあわせて34000件前後+非公開求人
対応雇用形態常勤・非常勤・スポット
対応診療科目内科全般・外科全般・ほか小児科や産婦人科、耳鼻咽喉科や眼科など
対応エリア全国
拠点
公式HPhttps://www.doctor-agent.com/
※2023年10月30日現在

全国に17の拠点を持ち、「顔の見える転職活動支援」を押し出しているのが「民間医局」です。

転職未経験の医師の場合、WEB上だけでのやり取りでは不安がある……という人も多いことでしょう。そのような不安を抱える人は、民間医局の「対面によるサポート」を受けることをおすすめします。

また、民間医局では、「現職に留まることがその医師にとって一番だと思われたのなら、そのようにアドバイスする」というスタンスを取っています。「強引に転職を勧められたら困る」と悩んでいる人も、民間医局ならば安心して利用できます。

日本全国に拠点あり!

転職未経験の医師が初めての転職活動で注意すべきポイント

転職未経験の医師が初めて転職する場合は、以下の点に注意が必要です。

・契約を口約束で済ませるのは事故の元…知人などの紹介のとき、年収面や待遇面を文書化せずに口約束で済ませてしまうというケースもよく見られます。しかしこのような約束の方法は、後で「言った・言っていない」に発展して、医師にとっても雇用する側にとってもマイナスに働きがちです。必ず文書化して契約を結びましょう。

・経営状態を把握することも必要……近年、クリニックの廃業が相次いでいます。「転職をしたけれど、実は経営状態が悪く、すぐに倒産した」という事態になった場合、再度転職活動を行わなければならなくなります。転職エージェントを通じて、転職予定先の経営状態もよく把握しておきましょう。

・「通いやすさ」も自分で確かめたい……あまり取り上げられることはありませんが、実は「通勤のしやすさ」も大事な要素です。なぜなら職場ー自宅は、1週間に5回×出勤・帰宅の2回も行き来することになるからです。

自宅から病院・クリニックまでの所要時間はもちろん、乗り換え回数や、徒歩の時間なども確認しておきましょう。雨天時にも一度足を運んでみることをおすすめします。

医師転職に関するデータ

ここからは、医師の転職に関するデータを見ていきましょう。今回取り上げるのは、「転職を経験する医師の割合」と、「転職経験者は、転職したことに満足しているか」のデータです。

転職を経験する医師は多い

医師転職研究所(医師転職ドットコム)「医師の転職の実態とは?医師531名へのアンケート結果」
引用:医師転職研究所(医師転職ドットコム)「医師の転職の実態とは?医師531名へのアンケート結果」

転職を経験する医師は、かなり多いといえます。

医師転職ドットコムの運営会社である株式会社メディウェルが、医師を対象としてとったアンケートがあります。531人から回答を得られたこのアンケートでは、「転職回数1回以上あり」と答えた割合が、71.2%を占めていました。つまり、10人に7人以上は転職を経験しているということです。

また、2回以上の転職をした経験のある人も45.6%に上っています。2人~3人に1人程度が複数回の転職をしていることを考えれば、「転職を経験する医師は多い」といえるでしょう。

なおほかの医師転職エージェント「マイナビ」では、「医師の転職回数はおおよそ4~5回程度」としています。

出典①:医師転職研究所(医師転職ドットコム)「医師の転職の実態とは?医師531名へのアンケート結果」
出典②:マイナビ「転職回数が多い医師は印象が悪いのか?」

転職経験者の9割が転職活動の結果に満足している

医師転職研究所(医師転職ドットコム)2「医師の転職の実態とは?医師531名へのアンケート結果」
引用:医師転職研究所(医師転職ドットコム)「医師の転職の実態とは?医師531名へのアンケート結果」

「転職を経験している人は多いけれど、彼らは転職をしたことに満足しているのか、また成功しているのか」と疑問に思う人もいるかもしれません。この「転職をして、成功(満足)したのか」という問いに対する答えは、アンケートごとで大きな違いがあります。

ただ、株式会社メディウェルの取ったアンケートでは、「満足している」と答えた人が46%、「どちらかといえば満足だ」と答えた人が44%と、全体のちょうど9割が「満足している」と答えたという結果が得られています。なお、「あまり満足していない」と答えた人は8%であり、「満足していない」と断言した層はわずか2%に留まっています。

そのため、このデータでは、「転職をした医師は、転職に成功したと考えている人が圧倒的多数であること」が示されています。

出典:医師転職研究所(医師転職ドットコム)「医師の転職の実態とは?医師531名へのアンケート結果」

転職すべき医師の特徴

最後に、「そもそも自分は転職すべきなのかどうか」について考えていきましょう。これは、「転職すべき医師の特徴に、自分があてはまっているかどうか」を見ると判断しやすくなります。

転職すべき医師の特徴として、下記の4つが挙げられます。

ひとつずつ解説していきます。

ほかにやりたい業務・仕事・分野がある

転職の理由としてもっとも強いのは、やはり「ポジティブな理由での転職」です。

  • 今の仕事場が嫌いなわけではないが、もっとほかに興味のある分野ができた
  • 今まで外科医として働いてきたが、今後は美容外科の分野に携わりたい
  • 長く臨床医をやってきたが、今後は後進の育成に努めたい
  • 資金も貯まったので、自分自身の理想の医療を体現するためにクリニックを開院したい

などのように、「やりたいことがあって行う転職」は、非常に意義深いものです。ポジティブな理由で転職する人は、転職未経験でも成功しやすいものですし、また転職先で悩むことがあってもそれを乗り越えていきやすいといえます。

さらに、この「ポジティブな理由での転職」は、周りの人にも理解されやすく、円満に職場を辞めることができやすいというメリットもあります。

ライフスタイルに変化があった

「結婚や妊娠、育児、介護など、ライフスタイルに大きな変化があった(変化がある)」という場合は、転職を検討するのもひとつの手です。特に、残業やオンコールが多い職場に勤めている人や、当直業務がある職場にいる人などは、自身の働き方を見直さなければなりません。

場合によっては常勤での勤務を断念し、スポット案件や非常勤での勤務に切り替えることを視野に入れる必要もあるでしょう。

この「ライフスタイルによる働き方の変化」は、女性医師にだけ訪れるものではありません。現在は共働き家庭の方が多くなっているため、家庭を持つことになった男性医師もまた、働き方の変化が求められることもあります。

ただ、ライフスタイルの変化による転職は、明解な正解・不正解があるものではありません。配偶者を始めとする家族としっかり話し合い、ベストの選択肢を模索していく必要があります。

体力が追い付かなくなってきた

若かったころは仕事自体に刺激を感じることができますし、徹夜をすることになっても体力でカバーできるという部分はあります。若いときは体力もあるため長時間労働にも対応できますし、回復力も高いため短い休み時間・休暇でも乗り切っていくことができます。

しかし年齢を重ねると、このようなことが難しくなります。情熱や知識があっても、絶対的な体力のなさをフォローしきることはできなくなってしまうのです。特に60代が目の前に見えてきた医師の場合は、「体力が低下した後の働き方」を模索しなければならなくなります。

この「老後の働き方」を模索した結果、今よりも負担の少ない科に移ったり、残業やオンコールのない職場に移ったり、週に3~4回程度の出勤でOKとする病院・クリニックに籍を移したりする医師もいます。

自分の現在の体力と、今後の自分の体力を考慮して、職場を移るのもひとつの手です。

仕事量と収入が釣り合っていない

医師という職業は、あらゆる職業のなかでも年収が高い職業だといえます。データによって多少のばらつきはありますが、平均年収は1,000万円~1,500万円程度だといわれていて、一般的な職業を含んで計算したときのおおよそ2.5倍~3倍ほどの年収を獲得しています。

ただ、大学病院の医局に所属している若手の医師などは、年収が600万円近くにまで抑えられていることもよくあります。また、たとえ1,000万円を超える収入を得ていたとしても、仕事がハードすぎて仕事量と収入が釣り合っていないと感じる人も多く見られます。

このような場合は、「転職」がひとつの選択肢となるでしょう。転職サイトでは、希望年収でソートをかけることもできますし、働く日数や働く時間(オンコールなしなど)を指定して検索をかけることも可能です。

激務で心身を崩している

科や病院・クリニックによって多少の差はありますが、医師の仕事は激務になりがちです。当直を勤め終えて帰ろうとしたまさにその時に急患が飛び込んできて、帰ることができなくなった……という経験をしたことのある医師は、一人や二人ではありません。

このような経験が積み重なって、体調を崩す医師もいます。慢性的ともいえる頭痛に悩まされたり、胃腸の不調が治らなかったりといった不安を抱えながら、患者さんの診察に当たる医師も多くいます。

また、激務すぎて、うつ病に代表される精神的な病を患ってしまう医師もいます。医師うつ病罹患率は、ほかの人に比べると有意に高いというデータもあるほどです。

心身の調子が著しく崩れている医師の場合は、早急に今の職場から離れなければなりません。離職後はゆったり働ける職場を選んで転職をするのが一般的ですが、場合によっては療養期間を取る必要があるでしょう。

なお、心の調子が崩れると、「仕事を辞める」という選択肢も取る冷静さも失われます。この場合は、家族など周りの人が率先して仕事を「辞めさせる」必要があります。

医師転職初心者であれば転職エージェントの利用がおすすめ!

初めての転職は、多くの不安に悩まされるものです。しかし転職未経験の医師であっても、転職エージェントを使うことで、効率よく転職活動を進めていけるようになります。

現在はエムスリーキャリアエージェントなどを始めとする有用な医師向け転職エージェントが多数活躍していますから、彼らの助けを借りることをお勧めします。彼らは、キャリアの棚卸しや面接指導、条件交渉なども積極的にサポートしてくれる心強い味方となるからです。

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編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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ファクトチェック
大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

杉田陸のアバター 杉田陸 キャリアクラス編集者

宮崎県宮崎市生まれ。福岡大学経済学部を卒業。新卒でVC工業株式会社に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。現在はキャリアクラスのディレクターとして、キャリアに関するニュースでの情報収集や転職成功者へのインタビューを行い、キャリアや転職への知見を増やしている。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。プロティアン・キャリア協会が行うプロティアン検定資格を取得(証明バッジ)。
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