非公開求人とは？なぜ企業は求人情報を非公開にする？非公開求人の探し方・転職を成功させることも解説

転職エージェントの情報を見ていると｢非公開求人｣という単語が出てきます。非公開求人について詳しくない人は、通常では受けられない求人であることはわかるものの、自分が応募できるとはあまり想像できないのではないでしょうか。

実は、非公開求人はそこまでハードルが高いわけではありません。企業の求めるスキルを持っていれば応募できる可能性があります。

非公開求人と出会う確率を上げたいなら、求人数が圧倒的に多いリクルートエージェントを利用するのがおすすめです。

当記事では非公開求人の概要や探し方、転職を成功させる方法について解説します。

非公開求人を探すなら、転職支援実績No.1で求人数が圧倒的に多いリクルートエージェントを利用しましょう。非公開求人も30万件以上扱っており、自分にぴったりの企業が見つかりやすいです。

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非公開求人とは

非公開求人とは、企業や転職サイトで一般には公開されていない求人のことです。非公開求人は一部の転職エージェントが保有していますが、件数も公開されていないことがほとんどで、実際に紹介されるまではどんな求人があるのかわかりません。

どのような非公開求人があるかを知るには、転職エージェントに登録する必要があります。

非公開求人は重要ポストや好条件のものが多く選考も有利なので、マッチするものに出会えたら積極的に応募しましょう。

なぜ企業は求人情報を非公開にする？

企業が求人情報を非公開にするのは、次のような理由があるからです。

非公開求人を出す企業はそれぞれに事情を抱えており、「応募者を絞りたい」と考えています。以下では、各理由について具体的に解説します。

機密的なプロジェクト・事業に関わる⼈材を採⽤するため

機密的なプロジェクト・事業に関わる人材を採用したいなど、企業の事業戦略として重要な募集をおこなう際は求人を非公開にする場合が多いです。また、新規プロジェクトの立ち上げに際しても同様に非公開求人として募集をかけます。

公開求人にしてしまうと募集背景や事業内容などを掲載しなければならず、他社に方針や人材の流れを知られてしまい、プロジェクトをおこなう上での障壁になりかねません。

重要なポジションの求人の場合は特定分野の経験者や資格保有者を募集していることが多く、好待遇の求人が多いです。

求人を出していることを外部に知られたくないため

人材を募集していることを競合他社のような外部に知られたくないといった事情でも、非公開求人として募集することがあります。

人材を募集していることを知られると、場合によっては良い印象を持たれません。また、公開求人を自社の社員に知られてしまうと、疑念や不安につながる可能性もあります。

「人材が定着していないのでは？」といった悪いイメージが広まってしまうと、良い人材が集まらなくなってしまいます。

候補者を選考するプロセスの負担を減らすため

候補者を選考するプロセスの負担を減らすため、非公開求人に設定する場合もあります。転職エージェントの非公開求人であれば、エージェントが企業を紹介する形なのでフィルターにかかった人が応募してくれます。

つまり、求めるスキルや実績を持った優秀な人材が応募してくれるので、採用できる可能性が上がるのもメリットです。

採用活動には時間とコストがかかります。リクルートの調査によると、中途採用の平均コストは1人当たり103.3万円です。その点、非公開求人にして人材を応募段階で厳選すれば、コストは大幅に削減できます。

参考：リクルート「就職白書2020」

採用に時間をかけられないため

人気の企業や職種の場合、公開求人で募集すると、応募が殺到して選考に時間を要する可能性があります。急な異動や退職による欠員補充をおこなう際などは、時間をかけて選考する余裕がありません。

そのため、企業は転職エージェントを介すことで、求職者の絞り込みをおこなうことがあります。

以上の理由から、人気企業・職種の非公開求人に巡り会えたらかなりラッキーなので、入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

公開求人と非公開求人の違い

非公開求人と公開求人の違いは、次の通りです。

	公開求人	非公開求人
見る方法	転職エージェント 転職サイト 企業のHP 求人情報誌	転職エージェントからの紹介
募集人数	多い	少ない
待遇	良いものから悪いものまでさまざま	良い求人が多い

非公開求人は公開求人と異なり出会う方法が限られるほか、募集人数が少ないという特徴があります。一見するとハードルが高く見えますが、応募人数も少ないため、内定の難易度が高いとは言い切れません。

待遇は平均して良い求人が多く年収アップの可能性も高いので、運よく出会えたら受ける価値は大いにあります。

非公開求人の紹介を受けるメリット

非公開求人の紹介を受けるメリットは、以下の通りです。

多くのメリットがあるので、それぞれ詳しく解説します。魅力的だと思ったら、転職エージェントに登録して非公開求人を探しましょう。

マッチング率が高く効率的に転職活動を進められる

非公開求人は企業がエージェントに出した求人の条件と、求職者のスキルがマッチしていると判断されて紹介してもらえます。転職のプロの視点で判断しているので、マッチング率が高く効率的に転職活動を進められます。

非公開求人は選考のプロセスが短い場合も多いので、仕事で忙しい中転職している人も負担に感じにくいでしょう。

大企業や有名企業の求人と出会える

非公開求人は人気の大手や有名企業が、応募者を絞るために出していることもあります。運が良ければ思ってもみなかった優良企業の求人と出会え、一気に輝かしいキャリアへの道が開けるかもしれません。

また、通常では応募者が殺到して数十倍の倍率になるような企業でも、非公開求人なら倍率が高くないというメリットもあります。

もちろん応募者は高いスキルや実績を持っているので、入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

公開求人よりも条件面の良い求人と出会える

非公開求人は公開求人と比較して条件面の良い求人と出会えます。もちろん公開求人にも良い条件のものはありますが、良くない求人まで幅広くあるため、自分で見極めなければなりません。

非公開求人は平均的に好条件の求人が多く、失敗の可能性が低いので安心です。また、転職エージェントのサポートがあるので、選考にあたって適切な対策を受けられます。

条件の良い求人とたくさん出会って、年収・キャリアアップを目指しましょう。

重要なポジションの求人と出会える

非公開求人は、企業が機密的なプロジェクト・事業に関わる人材を採用したいなどの理由で募集されることもあります。応募には募集分野での豊富な経験やスキルが問われるため難易度は高いですが、重要なポジションに就けるのは魅力です。

重要ポジションで経験を積めれば、その後のキャリア選択の幅も広がります。さらに、好条件の場合も多く、満足いく転職ができるでしょう。

競争倍率を下げられる

非公開求人は公開求人と比較して応募できる窓口が転職エージェントのみと狭く、さらにマッチしなければ紹介されません。そのため、応募の時点で人数がかなり絞られることになり、競争倍率が下がります。

公開求人であれば応募者が殺到して高倍率になるような人気企業でも、非公開求人になると選考を通過しやすくなり有利です。

ただ、非公開求人は募集枠も少ないため、エージェントと一緒に対策しましょう。

非公開求人の紹介を受けるデメリット

非公開求人はたくさんのメリットがある一方、以下のようなデメリットもあります。

詳しく解説するので、デメリットも理解したうえで非公開求人だけにこだわらない転職活動をおこないましょう。

経験やスキルが伴っていないと紹介してもらえない

非公開求人は企業の希望するスキルを持った求職者を厳選するという目的もあります。転職エージェントの担当者は、企業の希望を受けて求職者の中から条件に合った人材を探します。

そのため、経験やスキルが伴っていなければ、非公開求人を希望しても紹介してもらえません。非公開求人に出会いたいなら、より多くの実績やスキルを身につけて担当者にアピールしましょう。

また、非公開求人は転職エージェントごとに異なるので、複数のサービスを併用して自分のスキルと合う条件のものに出会う確率を上げましょう。

事前に知れる情報が少ない

非公開求人は転職エージェントでしか扱っていないため、登録して紹介されるまで知れる情報が少ないのもデメリットです。そのため、求人を紹介してもらってからの対策になり、準備する時間が少なくなってしまいます。

とはいえ、非公開求人に応募して勝負するなら、短い時間でも企業研究や選考対策は完璧にしておかねばなりません。自分一人では大変なので、転職エージェントの担当者にサポートしてもらいましょう。

非公開求人の紹介を受けて転職した人の体験談

非公開求人の紹介を受けて転職した人の体験談を紹介します。

昨日校内選考会議あって受ける会社決まったし非公開求人だからほぼほぼ内定決まりました(多分)

— 𝖪𝗎. (@haotzs2) August 18, 2023

未経験から経理を目指すなら転職エージェントの利用は必須。未経験OKの経理求人を自力で探すのは中々難しいです。私もエージェントが保有する非公開求人から内定をいただきました。求人を探すのもなんだかんだ時間がかかります。そこはプロのエージェントにお任せするのが効率的ですよ。

— だーどん@未経験から経理マン (@don1105don) February 5, 2023

非公開求人では応募者を絞ってマッチ度の高い求職者を選定しているため内定率が高く、転職活動を効率よく進められます。

また、未経験OKの非公開求人を受けて内定をもらえたという口コミも見られました。通常、未経験から経験者と競って内定を勝ち取るのは難しいですが、非公開求人を紹介してもらえたのならかなりのチャンスです。

転職活動で自分の希望どおりの非公開求人を探す方法

転職活動で、自分の希望どおりの非公開求人を探す方法は、以下の通りです。

非公開求人とマッチできるかは転職エージェントや運次第です。非公開求人だけにこだわらず、通常の求人も応募して効率を上げましょう。

非公開求人の紹介を受けたい人におすすめの転職エージェント

非公開求人の紹介を受けたい人におすすめの転職エージェントは、以下の3つです。

それぞれのサービスの特徴について詳しく解説するので、自分に合ったサービスを利用しましょう。

リクルートエージェント

名前	リクルートエージェント
料金	無料
求人数	公開求人：362,851件 非公開求人：231,843件 （2023年12月14日現在） 今の求人数：公式HP参照
対象年代	20代～60代
対応エリア	全国
オンライン面談	可
得意分野・業界	全業界、全職種
公式HP	https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントは、転職希望者の8割が利用している支援実績No.1の転職エージェントです。リクルートエージェントは非公開求人の保有数も公開しており、30万件以上もの求人を扱っています。

また、応募書類の添削や面接対策などのサポート体制が整っているため、人気企業の非公開求人を受ける際にも安心です。

人材業界大手ならではのサービスを受けて快適な転職がしたい人は、リクルートメントエージェントを利用しましょう。

＼転職者の8割が利用／

doda

名前	doda
料金	無料
求人数	公開求人：228,221件 非公開求人：- （2023年12月14日現在） 今の求人数：公式HP参照
対象年代	20代～60代
対応エリア	全国
オンライン面談	可
得意分野・業界	全業界、全職種
公式HP	https://doda.jp/

dodaは、業界大手のパーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェントです。doda独自の非公開求人の中から厳選した優良求人を紹介してもらえます。

サイト・エージェント・スカウトの機能を併せ持ち、さまざまなアプローチで転職活動を進められるので、まず1つ登録しておくのに丁度良いサービスです。

特にスカウトが届けば選考が有利に進められることが多いため、プロフィールを充実させておきましょう。

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マイナビエージェント

名前	マイナビエージェント
料金	無料
求人数	公開求人：- 非公開求人：- （2023年12月14日現在） 今の求人数：公式HP参照
対象年代	20代～30代の若手向け求人が多い ※年齢制限なし
対応エリア	全国
オンライン面談	可
得意分野・業界	全業界、全職種
公式HP	https://mynavi-agent.jp/

マイナビエージェントは、2023年オリコン顧客満足度で総合1位を獲得した転職エージェントです。人材業界大手マイナビグループのパイプを活かし、各業界の非公開求人を多く扱っている強みがあります。

また、マイナビエージェントの保有求人は未経験OKのものが多く、異業種へチャレンジしやすいのもメリットです。通常、未経験OKの転職は難易度が高いですが、非公開求人を受けられれば内定が取りやすくなります。

スキルや実績に自信のない人は、マイナビエージェントの非公開求人を受けて内定率を上げましょう。

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非公開求人の紹介を受けて転職に成功するためのコツ

非公開求人の紹介を受けて転職に成功するためのコツを紹介します。

内定が獲得できればキャリア・年収アップが実現できるので、よく読んで実行してみてください。

紹介を受けたい求人の希望条件を明確にしておく

転職エージェントは、希望者のニーズに応じて非公開求人を紹介してくれます。「どんなものでもいいから非公開求人を紹介してほしい」というわけにはいかないので、事前に希望条件を固めておきましょう。

希望条件を固めるためには自己分析が重要です。自己分析が甘いと企業とのミスマッチにつながり、転職後後悔する可能性が高まります。

1人では希望条件が絞れない場合は、自己分析ツールを利用したりエージェントに相談したりしましょう。

希望する業界・職種の非公開求人を扱う転職エージェントを活用する

転職エージェントごとに求人を扱う業界・職種は異なります。どの転職エージェントが自分の希望業界に強いのかを事前に調べて、適切なサービスに登録しましょう。

ただ、非公開求人は登録しなければ見られません。希望する業界・職種の非公開求人を扱っているかは、サービスのHPや公開求人を検索して判断しましょう。

登録する転職エージェントは求人をたくさん保有する総合型のもの、業界・業種に特化したものを併用するのがおすすめです。

複数の転職エージェントを併用する

転職エージェントは必ず複数併用しましょう。併用することでより多くの非公開求人と出会えるようになり、魅力的な求人と出会える可能性が高まります。

また、転職エージェントにも自分との相性があります。1社だけしか登録していないと、相性が悪く退会した場合、また最初から転職活動をしなければなりません。

複数併用していれば、相性のいいサービスをメインにして進められるほか、ほかのエージェントのメリットも享受できてお得です。

業界や職種に特化した転職エージェントを利用する

たくさんの求人に出会える総合型の転職エージェントがおすすめですが、特化型のサービスにも登録しておきましょう。業界や職種に特化している転職エージェントは、独占の求人を保有していることが多いからです。

また、得意とする業界の状況や転職事情についても熟知しており、最新の情報を入手でき適切な選考対策を受けられます。

非公開求人に興味がある人からよくある質問

非公開求人に興味がある人からよくある質問に回答します。

非公開求人を受けたい、興味がある人はしっかりチェックしておきましょう。

非公開求人はすべてホワイト？怪しい求人はないの？

非公開求人は優良のものが多いですが、ホワイト・怪しくないというわけではありません。

転職エージェントに登録の際も十分に審査されますが、任せきりにするよりも、最後は自分で見極めた方がミスマッチを減らせます。

転職エージェントのサポートを得ながら待遇や仕事内容などを吟味しましょう。エージェントなら、担当者が内定後の交渉や入社後のフォローまで一貫しておこなってくれるので安心です。

非公開求人の採用率は？

非公開求人の具体的な採用率は示せませんが、公開求人よりも高いとされています。採用率が高いのは、採用を急いでいる企業が非公開求人を出すケースが多いからです。

また、限られた人にしか紹介されないので応募者も少なく、競争率が低くなりやすいのも理由の1つです。

紹介されれば大きなチャンスであることは間違いないので、積極的にチャレンジしましょう。

ハローワークでも非公開求人を紹介してもらえる？

ハローワークはすべての求職者を平等に支援するための機関であり、非公開求人を扱っていません。

求人閲覧に制限が設けられていることがありますが、軽い気持ちで応募させないためであり、職員に問い合わせることで閲覧できます。

ハローワークの求人は転職エージェントほど厳選されているわけではないので、より慎重に企業を見極めましょう。

転職エージェントに登録しても非公開求人が紹介されない理由は？

転職エージェントに登録しても非公開求人が紹介されない可能性もあるので、期待のし過ぎは禁物です。非公開求人が紹介されないのは、準備している真っ只中や利用者の希望条件を鑑みてマッチするものがないなど、さまざまな理由が考えられます。

1つの転職エージェントに登録しているだけではマッチする非公開求人に出会えるかわからないので、複数併用してチャンスを増やしましょう。

非公開求人は検索して情報を閲覧することは可能？

非公開求人は基本的に自分から選ぶことはできず、担当者がマッチしそうな人に紹介してくれることがほとんどです。ただ、dodaなど一部の転職エージェントでは登録者が利用できる検索サービスを設けている場合もあります。

待つばかりではなく、自分からも非公開求人を探したい人は、検索サービスのある転職エージェントに登録しましょう。

非公開求人とスカウト案件の違いは？

非公開求人は転職エージェントに企業が求人を非公開で登録します。一方、スカウト案件とは会員の職務経歴書を企業の採用担当者や転職エージェントがチェックし、求人条件に一致しそうな人に送られるものです。

スカウト案件は非公開求人と同様に選考が有利に進む可能性が高いので、スカウトのあるサービスに登録するならぜひ狙いましょう。

希望どおりの転職を成功させるには非公開求人を紹介してもらおう

希望どおりの転職を成功させるには、転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらいましょう。非公開求人は応募者を絞っているため、採用率が高く効率的に転職活動を進められます。

また、重要ポストや極秘プロジェクトの人材を探していることもあり、年収・キャリアアップも狙えます。

非公開求人と出会う確率を上げるなら、求人数が多いリクルートエージェントがおすすめです。リクルートエージェントは20万件以上の非公開求人を扱っているため、ぜひ登録して希望の求人と出会いましょう。

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